声がほとんど出なかった帝王賞

帝王賞スマートファルコンの圧勝劇で幕を閉じた。
もう声を出す必要も無かったくらいに強かった。
というよりも帝王賞のレース自体がほとんど声を出さなかった。
直線に入った時点でスマートファルコンエスポワールシチーを突き放し、さらにエスポワールシチーバーディバーディを突き放し、バーディバーディも4番手以下を突き放していたから、もうこれで態勢決したと思っていたが、ボンネビルレコードがいい脚で伸びてきた事から3着はあるかと思って、「文男、文男」と声を一度出すも、すぐに前には届かないと分かり、そのままゴールまで声を出さずに終了。
レース中、声を出したのは先の事とマグニフィカが3番手からレースを進めた時に「そもまま」と言ったくらい。
勝ったスマートファルコンのレースぶりやレース後のウィニングラン、表彰式を見れば見る価値はありましたが、レースとしては正直退屈でした。
むしろその後の最終レースの的場文男佐藤博紀の競り合いが凄い良いと思うほどでした。こっちの方が熱かったです。

勝ったスマートファルコンも凄かったが、4着に入ったボンネビルレコードも凄かったです。
上がりはスマートファルコンに次ぐ36秒4を叩き出し、伸び脚も良かった。
これでボンネビルレコードは6年連続帝王賞出走と共に6年連続掲示板確保、そして今回の4着で1つのレースで掲示板の全ての着順を経験した事になる。

<参考>ボンネビルレコード掲示板着順(カッコ内は勝ち馬とボンネビルレコードの人気)
1着:2007年(5番人気)
2着:2008年(フリオーソ・3番人気)
3着:2009年(ヴァーミリアン・4番人気)、2010年(フリオーソ・9番人気)
4着:2011年(スマートファルコン・6番人気)
5着:2006年(アジュディミツオー・7番人気)

同一重賞連続出走記録は確かな記録が出ていないから不明だが、G1だとコスモバルクが2004年から2009年まで6年連続で有馬記念に出走。*1
重賞だとトウカイトリック阪神大賞典で2006年から今年まで6年連続出走を達成している。*2
地方重賞だとシバフイルドーのクイーンカップ6連覇が有名だが、それ以外にもいるかもしれない。
ちなみに南関東ではクールアイバーが2002年から2008年まで準重賞の勝島賞に出走している。*3
トウカイトリックボンネビルレコードは6年連続出走し、掲示板全ての着順を経験した事から、この記録はもっと褒め称えてもいいのではないでしょうか?
ましてやボンネビルレコードはダートのグランプリレースである帝王賞で記録した事からさらに褒めても良いと思います。
今後、ボンネビルレコードのようにJpn1(G1)に6年連続出走し、勝つだけでは無く、掲示板全ての着順に入るような馬は現れるのだろうか。

*1:着順は11着(ゼンノロブロイ・2番人気)、4着(ハーツクライ・10番人気)、11着(ディープインパクト・8番人気)、10着(マツリダゴッホ・12番人気)、11着(ダイワスカーレット・12番人気)、10着(ドリームジャーニー・15番人気)

*2:2着(ディープインパクト・2番人気)、3着(アイポッパー・3番人気)、4着(アドマイヤジュピタ・3番人気)、5着(アサクサキングス・8番人気)、1着(5番人気)、12着(ナムラクレセント・9番人気)

*3:2着(カイジンクン・7番人気)、3着(ロッキーアピール・9番人気)、2着(ジェネスアリダー・4番人気)、2着(ボンネビルレコード・7番人気)、1着(3番人気)、6着(シーサーハーン・7番人気)、8着(ブルーホーク・13番人気)

<6月30日 大井10レース 11スターライトカップ(準重賞・サラA3以下)>

◎:10 ラストキング(酒井 忍)
○:9 セイントメモリー(森 泰斗)
▲:8 マッドマックス(御神本訓史
△:13 ラインジュエル(柏木健宏
△:15 ブライティアグラス(的場文男
☆:14 リュウノボーイ(戸崎圭太

抜けた馬がいなくて激戦模様のスターライトカップ
ラストキングは休養前のオープン特別で3着。さらにその前も堅実駆けしている事から一度使われて上積みを期待したい。
セイントメモリーは大井では14戦走って5勝2着2回3着3回と安定感があり、格上挑戦でも楽しみがある。
マッドマックスは自己条件に戻る事で大駆けがあっても。
ラインジュエルは自己条件になるも、2勝しか挙げていないだけに2着・3着狙いまでか。


<6月30日 門別11レース グランシャリオ門別スプリント(フレンチデピュティ賞)>

◎:1 プリティゴールド(桑村真明
○:2 ミスティックダイヤ(岩橋勇二)
▲:10 パフォーマンス(井上俊彦)
△:4 サクラサクラサクラ(服部茂史
△:6 スズカランクス(川島洋人)
☆:8 シシノテイオー(坂下秀樹

スーパースプリントシリーズの第5戦グランシャリオ門別スプリント。
ここは内枠2頭の一騎打ちか。
プリティゴールドは北海道スプリントカップは7着に敗れるも地元馬相手なら勝ち負けになるだけにここで巻き返しを図る。
北海道スプリントカップで4着に健闘したミスティックダイヤはエトワール賞でも2着に入っているだけにここも上位期待出来る。
北斗盃馬パフォーマンスはここ2戦は距離延長で敗れたが、今度は短距離戦に戻る事で前進が見込まれる。古馬相手にどこまで通用出来るか


<6月30日 荒尾10レース 第13回九州王冠>

◎:7 ヴェリーハード(吉田隆二
○:3 モエレマジックマン(山口 勲)
▲:8 ミライキング(松島 慧)
△:1 ミブロボーイ(杉村一樹
△:9 ヤマイチテキーラ(▲川島 拓)

今年から特別戦になった九州王冠。ただ、特別戦になっても吉野ヶ里記念のトライアル戦である事は変わりはない。
本命はヴェリーハード。九州むしゃんよかスプリントでは逃げて2着に粘り、さらにその前はらくのうマザーズ特別を圧勝した事からここも勝ち負けになれる。
モエレマジックマンはオープン特別で常に上位争いを演じているだけに今回も上位争いに。
ミライキングは転入初戦のみなづき特別を勝利。ここでも通用しそうでどこまでやれるか。