競馬場の廃止が相次いでいる中、廃止に伴って職を失う調教師・厩務員などのために再就職支援団体みたいのを作れないかな?と思っています。
競馬場が廃止になった場合、騎手の場合は大半は移籍出来ますが、しかし、調教師や厩務員は移籍が難しく、現に廃止になって、移籍が出来る調教師は一握りだと思います。
しかし、それも廃止される競馬場が多くなると、受け入れも難しくなってくる。騎手にしても、大井で受入を拒否しているし、笠松でも向山牧騎手が転入してくる時には、転入についてゴタゴタになったというし、転入について、あまりいい目で見られてないのが現状だと思います。さらに競馬場の数が次々と減ってくれば、競馬場廃止に伴って、騎手達の移籍先も限られてくるし、そうなると、移籍できずに廃業してしまう騎手の数が今以上に増えるのではと思います。
一応、廃止になれば見舞金も出るし、行政で再就職の支援もしてくれますが、上山では、廃止から半年経っても、厩務員の半数が就職できていないという。
特に現代は不況の上、即戦力志向の時代。失業率も改善しつつあるが、依然高い中、再就職するにはかなり難しい時。
何か技術を持っていれば別だが、しかし、競馬一筋でやって来た者にはこれが難しい。若い時に騎手など競馬の世界に飛び込んで、それ以来競馬一筋でやって来た者が多い。まだ乗馬クラブとか馬に関連した施設の受け入れは楽だと思うが、普通の企業の受け入れは難しいと思う。いくら行政からの斡旋があったとしても。
高崎の場合は、まだ就職先が多いというから、他の競馬場よりは道が広いが、宇都宮の場合、足利銀行の破綻などで県全体が厳しい状況の中にいる。(現に競馬廃止反対派からも「雇用強化している時に、競馬廃止で大量の失業者を出して、混乱を招く」という意見も出たし)
高崎ならまだしも、宇都宮の場合は高崎より再就職は難しい気がします。
個人的には行政の斡旋もいいが、競馬関係者の再就職の支援団体を作るべきではと思います。廃止になった競馬場の関係者を中心にして。
Jリーグの場合、元Jリーガーによる引退した選手の再就職を支援している団体があり、これを競馬にも取り入れた方がいいのではと思います。
再就職だけではなく、職業訓練とか、就職に関するあらゆる方面で、関係者の再就職の支援をするような団体を、特に地方競馬の状況が厳しい今に作って欲しい気がします。