今日は珍しくレース回顧も書きます。
まず、結果は

1着: ②トウケイファイヤー  (有年 淳)  1分40秒7
2着: ⑦ハリケーンストーム  (内田博幸)    2
3着: ⑧ガイヤヘッド     (的場文男)    3/4
4着:○③ジルハー       (今野忠成)    アタマ
5着:▲⑤アスリートフェア   (石崎隆之)    ハナ
9着:□④エスプリフェザント  (久保 勇)    7(1分44秒3)
6着以下:△カネショウハヤブサ、ジェネスジョニー、△ハッピーパスポート、□エスプリフェザント

単勝 2     960円      複勝 2  150円
枠複 2−7  7020円         7  390円
馬複 2−7  9710円         8  310円
枠単 2−7 23100円      ワイド 2−7  1440円
馬単 2−7 23190円          2−8  1000円
3連複 2−7−8  12270円      7−8  2200円
3連単 2−7−8 164860円 

エスプリフェザントがシンガリに敗れましたが、複数的要因がありましたからね。
致命的だったのはスタートで躓いてしまい、出遅れてしまった事。これがケチの始めで、やや暴走気味で1.2コーナー中間で先頭に立ち、3コーナーで手応えが怪しくなり、4コーナーでは外に膨れてしまい、最後は大きく遅れてゴール。
これがエスプリのレースっぷりでしたが、最初の躓きが痛かった。
そして、それで騎手も馬もパニックになってしまったのか、かなり早い脚で行ってしまった事が、後にスタミナを使い過ぎてしまい、脚色を一杯にさせてしまった。さらに初の右回りに初コース。
4コーナーで外に膨れたのも気になる。ひょっとして、エスプリって左回りしかダメな馬なのか。
外に膨れてしまったという事は、カーブの曲がり方がヘタだったのかもしれない。
騎手も騎手だが、これでエスプリフェザントの脆い面が露呈させてしまった。
しかし、気になるコメントが出てる。
レース後のコメントで久保騎手が「馬が脚元を気にしてた」と言っている。そういや、直線の脚色もあまり良くなかったし、3コーナーでの手応えの怪しさ、ひょっとしてこの時に馬が故障してた可能性もある。
今日は馬場状態も悪くなかったし、脚元を気にしてたというなら、大井の馬場に戸惑ったのか、それとも故障して、気にしてたのかもしれない。(それともソエか)
とりあえず現段階ではコメントはここまでにしますが、今日の敗戦を機に馬が変わらなければいいが。
というのも、最初の更新分で書いたが、アイアイチーターと似てる所があるんだよな。
アイアイチーターはデビューから5連勝、いずれもエスプリフェザントほどではないが、快勝し、青雲賞で人気を集めたが、スタートで出遅れてしまい、追う時に気性の悪い所を見せてしまい、的場文男騎手も手綱を抑えたりしたが、結局大敗し、その後は1勝を挙げるが、別の馬のようになってしまった(それでも上位入線は何度かはあったが)。エスプリフェザントも彼女の後を追ってしまうのか、また故障であるならば、パレガルニエ、ビービーバーニングの後を追ってしまうのか、いずれにしてもいばらの道を歩んでしまいそうな気がします。

もう一つ気になるのはハッピーパスポート。前走は56キロで敗れ、今回は54キロで出走したが、ブービーとは・・・・早くも準重賞勝ったことから面影が・・・・・・
騎手が山田信大に乗り替わった事もあるが、これはいくら何でも負け過ぎだろ。千六が長いわけではないし、エスプリ以上に酷い負け方では。
勝ったのはトウケイファイヤー。父がスキャン、母がワンタッチ、母の父がワッスルタッチ。タッチザゴールの半弟にあたるこの馬が勝ち、鞍上の有年淳騎手は初重賞制覇となりました。有年騎手は19日に20歳の誕生日を8日前に迎えられる前(1984年11月19日生まれ)にあり、10代最後の時にに大きな大仕事を成し遂げました。これで通算6戦4勝。全て大井で走り、他に2着と3着が1回という堅実のある馬。道中も3番手を進み、直線、逃げるガイヤヘッドを交わし、最後は2馬身離して優勝。
勝ち時計もいい事から期待が持てますが・・・・・・
ただ、気になるのはハイセイコー記念の勝ち馬ということ。
ハイセイコー記念は前身は青雲賞として行なわれ、2001年からはハイセイコー記念と改称し、施行し続けてますが、青雲賞時代、特に90年代まではレース名になったハイセイコーを始め、ホスピタリティ、ナイキゴージャスブルーファミリージョージタイセイゴールドヘッドなどを出してきましたが、ゴールドヘッド以後の勝ち馬というと、

98年 ハイフレンドアトム→青雲賞後11戦2勝
99年 イチコウキャプテン→〃    6戦未勝利
2000年 レオボストン   →〃    2戦未勝利
2001年 スオウリージェント→〃   29戦未勝利(現佐賀)
2002年 スオウライデン  →〃    8戦未勝利
2003年 シルクビート   →〃    8戦1勝

とレース後は成績が伸び悩んでいるのが多く、シルクビートの1勝も1年近く経ってからの勝利だし、正直、エスプリにも勝って欲しい気もしてた半面、ハイセイコー記念の最近の勝ち馬がこういう風になっているから、本当は負けて欲しかった気もあったのです。
特に00年の勝ち馬のレオボストンはかなり期待されていたが、その後は脚部不安で全く使えずになったほどですから、後に続いて欲しくないという気もしたが・・・・・
この敗戦はエスプリにとってプラスの敗戦だったのだろうか。データ上最近の勝ち馬の事を考えて、神様がそうさせたのかもしれない。
故障が無ければ、左回りに戻る全日本2歳優駿ではまだ印は打てると思います。ただ、ヤネが・・・・森下に出来ないかな。同じエスプリの馬でGI勝っていることだし、「逃げの森下」と言われるほど逃げ馬に強いから・・・・・