http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050328/mng_____tokuho__000.shtml
何でここまでアラブは衰退してしまったのか・・・・・・
去年、アラブの生産頭数が2ケタまでに落ち込んでしまった。
今、アラブで単独でレースが組み込まれているのは福山以外に名古屋と高知など数えるほどになってしまった。
本来なら日曜日に高知ではアラ3歳による準重賞レースが予定されていたが、取り止めになり、古馬オープン戦特別になったが、名古屋も高知もアラブ競走には同じ顔ばかりになるようになった。

ちょっと前に比べて最近のアラブはサンバコールやイーシーキング、今日の名古屋のオープン特別を制したキジョージャンボなどサラブレッド相手でも強いアラブが出てきた。
それに比例してかアラブの生産頭数は落ち込んでゆき、アラブ最大のメッカでもあった兵庫でもアラ系競走が廃止になった。
逆に言えば、アラブ単独でレースが組めないあるいは同じ顔ばかりになるからサラに挑戦させて結果がこうなったと思いますが。


地方競馬ファンの中にはアラブを地方競馬の魅力の一つという人もいる。しかし、どこもサラばかりになり、魅力の一つが無くなりつつある。
アラブはサラに比べて脚元が丈夫で、長持ちしやすい。
インタビューの中でもサラに切り替えた途端、ケガばかりで辞めていく人が多いという。
また、ファンの中でもアラブ=知らないあるいは古いという考えが出来ている人もいる。
というのは競馬好きのある投稿者と話したとき、アラブの事について話そうとしたら、「アラブ、古いな」と言われた。
中央でアラブが廃止されてからもう10年が経つ。地方競馬でも次々とアラブ系競走廃止され、もうアラブを知らない世代が出ているのかもしれない。
去年、JRA50周年を記念して「名馬で振り返る50年」の中でセイユウが選ばれ、セイユウの勇姿が流されていたが、このセイユウを見て、「アラブって何?」と思われ、サラブレッド同様に見ていたファンもいるかもしれない。


今アラブのみでレースを行なっている福山でもいよいよサラブレッドに切り替える時が来ているようだ。生産頭数が2ケタになり、これではレースが成立しにくい。
他の競馬場でも新年度の番組表で金沢などでアラブ重賞が次々と廃止された。
もうアラブ絶滅は秒読み段階に入っている。
アラブの繁殖牝馬をマルシンヴィラーゴの仔のようにサラ系の馬として、サラブレッドに登録するケースも出ている。
もうアラブは生まれなくなるのだろうか・・・・・・・


ちなみにインタビューを受けている桑嶋峰雄氏はオペラキッスウイニングマミー、幸牧場はクロイチョキンバコ大塚牧場ヒシミラクルメイヂヒカリの生産者です。
全くまとまりの無い文章ですみません。
余命あと数年といった所か・・・・・・・