上にも書いたとおり、ディープインパクトが無敗で3冠を達成しました。
観客からは拍手・大歓声、そしてやってはいけない紙吹雪が飛び、テレビのインタヴューでは「感動しました」「涙が出そう」などディープインパクトの歴史的瞬間を見て感動や感激の声が流れていました。
東京競馬場にいたファンからも拍手や歓声が出ていましたが、ただ、同じ場所にいたのに自分には何も感じなかった。
歴史的偉業を達成していたのに、特に感動もせず、一応拍手はしたけど、他の人に比べ感動はしなかった。
それは何故だろうか?


自分は競馬を勝負だと思ってやっている。数少ない小遣いの中からお金を出し、それを馬券に変えて、勝負をする。
ロマン派の部分もあるけれど、ギャンブル志向の部分が強いと思う。
1レースあたり買う金額は他の人から見れば少ない金額かと思われるが、自分からしてみれば大金をつぎ込むような形で毎回勝負をしている。
今回の菊花賞もディープからの馬券のほか、他の馬の単勝も買い、その中で最後の直線まで懸命に粘っていたアドマイヤジャパン単勝を買っていた。
実際、最後の直線に入り、アドマイヤジャパンが抜け出した時は「そのまま」と叫び、ディープインパクトが迫ってきた時にも「粘れ!粘れ!」と叫んでいた。
そういったギャンブル志向が強い事、アドマイヤジャパン単勝を持っていた事から、3冠を達成しても感動しなかったのだと思う。
また、ディープインパクトの前にもケイエスヨシゼントーシンブリザードスティルインラブの3冠を見て来た事から、こう書くと怒られてしまうかもしれないが、3冠に慣れてしまったという事も感動を呼ばなかった理由かもしれない。


常に勝負の姿勢で競馬を打ち、ギャンブル色を強めた結果、今回のようなレースでもただのレースだと思ってしまったのかもしれない。
あえて言えば「あぁ、勝った馬が強かったな」という程度なのかもしれない。
若い人に多い甘ったるいファンではなく、同じ若者でもそこらにいるオヤジの様に博打と思っているファンなのが自分かもしれない。
競馬を見る姿勢によってはレースの見方や競馬の楽しさも思いっきり変わってしまうと思います。
とりあえず3冠おめでとうございます。
ちなみに今日の馬券成績は・・・・・10レース以降全く当たらず。
その前は福島を中心に大きな配当を取っていたが・・・・・・
そのディープインパクト、次はジャパンカップ有馬記念に向かう予定との事です。
ただ、このディープインパクトのあまりの騒ぎ様に自分がついて行けないのも事実。
マスコミだけではなく、主催者であるJRAからも凄い騒ぎようだ。
2冠前に像を作ったりとか、機関誌である優駿で大きく特集しまくったりとか、主催者も騒ぎすぎだ。もうこの騒ぎ様について行けない!
だったらいっそ、ディープインパクトの出るレースを全てロマン派ではなく、ギャンブラーの眼として見たいと思います。