昨日帰って、ネットを見たら驚きました。
川崎のベテラン騎手森下博があさってのヴィクトリアマイルマイネサマンサに乗る事になったからです。
しかし、何で森下博なのか。


森下博は1955年5月4日生まれの51歳。
73年11月7日にクインミツルでデビューし、初騎乗初勝利を挙げ、2500勝に迫る2490勝をここまでに挙げている。
同期には現在も現役で活躍し、3月に地方競馬通算5000勝を達成した的場文男、現役時代はドルフィンボーイなどに騎乗し、調教師に転身してからはロッキーアピールなどを管理し、川崎のリーディングトレーナーである山崎尋美などがいる。
主な重賞勝ちにイソナンブで制した88楠賞全日本アラブ優駿、エフテーサッチで制した98マリーンカップ(統一GⅢ)、カガヤキローマンで制した98東京盃(統一GⅡ)、そしてエスプリシーズで制した04川崎記念(統一GI)など重賞を33勝を挙げている。また、勝ちには至らなかったが、ドラールアラビアンとともにファストフレンドに強襲し、惜しくも3着に敗れた00帝王賞(統一GI)のザフォリアに騎乗していた。
そんな森下博が中央のGIに参戦しますが、しかし、地方では2500に迫る勝ち星を挙げていますが、中央にはここまで24戦して未勝利、2着が1回あるのみの成績。
今回がおととし3月以来2年2ヶ月ぶりの中央参戦で重賞騎乗は98京王杯3歳ステークス(GⅡ)以来2度目の騎乗となる。
地方の騎手が中央馬でGIに騎乗するのは吉田稔川原正一内田博幸岩田康誠石崎隆之小牧太五十嵐冬樹安藤勝己菅原勲などがいる。*1
50代の騎手がGIに騎乗するのは05フェブラリーステークス岡部幸雄以来となり、増沢末夫岡部幸雄に次いで3人目という事になりそうです。
それにしても何で中央では実績が無い森下に中央のGIを騎乗させるのか。
マイネサマンサは前に行く馬だから、前に行く馬に強い森下に騎乗を頼んだのだろうか。
それとも敗戦処理のために頼んだのか。
真意は関係者じゃないと分からないけど、何となく気になる存在になりそうです。

*1:岩田、小牧は兵庫、安藤は笠松在籍時