・16日の高知2レース サラF4戦で断然人気に支持され、道中は2番手からレースを進めたオオタグロが4コーナーで逃げるライナーノーツを外から交わして先頭に立つと、最後は後続を2馬身半離し1着。オオタグロは現在NHK大河ドラマで放映されている「功名が辻」の主人公山内一豊の妻千代が大切に取っておいたへそくり黄金10枚で夫に買い与え、一豊の出世の糸口となった歴史的名馬「おおたぐろ」と同名の競走馬。今年の1月にデビューし、しばらくは大敗が続いていたが、徐々に力を付けて行き、近5走中4走で馬券に絡むようになり、そして15戦目で嬉しい初勝利となった。
・同日の高知のメインレース イブキライズアップメモリアルジュライ特別(サラA級)は行った行ったでの決着。先手を奪ったシルキーゲイルが3コーナー付近で後続を突き放しに掛かると、最後は8馬身突き放し逃げ切り勝ち。2着に2番手からレースを進めたニッタレヴュー。3着に内から上がってきたゲイリーファングと続いた。
・16日に佐賀で行われた西スポ杯第8回吉野ヶ里記念(KG1)は4コーナーで8頭がひしめく中直線に入り、最内から抜け出したイカルガが逃げるベルガモットシールを交わすと、ゴール前までタイキシリウスと追い比べとなり、タイキシリウスが半馬身抑え1着。イカルガはこれが重賞初制覇で惜敗した昨年の雪辱を果たした。勝ち時計の1分27秒4は千四で行われるようになってからレースレコードのタイム。鞍上の吉田順治は地元では03九州ダービー栄城賞以来の重賞制覇。タイキシリウスイカルガに半馬身及ばず2着に惜敗。3着に外から脚を伸ばしてきたザオリンポスマン。ブルーオオマサが3コーナー過ぎで競走中止した。
・17日に佐賀で行われたサマーカップ(サラA3・JRA500万下交流)は先手を奪った地元の鮫島克也騎乗のテーオードラゴンが道中は1馬身半のリードを保ち、残り200過ぎでスワヤマダンディとトウショウヴォイスをやや離し、3馬身のリードで逃げ切り勝ち。テーオードラゴンはJRA所属馬でこれで15戦3勝としたが、全3勝とも地方で挙げている(うち交流戦2勝)。2着争いはスワヤマダンディが内からわずかに抜け2着。3着にトウショウヴォイス。差が無く外から追い込んで2番手争いに加わろうとしたエキサイトアルダン、5着にリトルマーメードとJRA勢が掲示板を独占した。
・17日に盛岡で行われた第10回マーキュリーカップ(統一GⅢ)は前行く愛知のレッドストーンJRAスターキングマンを見る形でレースを進めたクーリンガーが残り150付近で抜け出したスターキングマンを交わし先頭に立つと、最後は2馬身離し1着。4年連続参戦となったマーキュリーカップで4度目の正直で遂にマーキュリーカップ制覇を果たした。好意からレースを進めたグラッブユアハートが2着。3着にレマーズガールでこれで6回連続JRA勢が上位3位を独占。その後に最低人気の地元のベルモントシーザーが健闘した。1番人気スターキングマンは5着。

7月17日

盛岡10レース 第10回マーキュリーカップ(統一GⅢ)

ダート2000メートル・良


1着:△④クーリンガー    (和田竜二)   2分7秒0
父:フォーティーナイナー 母:クールアライヴァル 母の父:リローンチ

JRA栗東岩元市三厩舎所属・牡7・通算成績:44戦10勝(うち地方17戦5勝・04・05名古屋大賞典(統一GⅢ)、05マーチステークス(GⅢ)、06マーキュリーカップ(統一GⅢ)、04佐賀記念(統一GⅢ)、02サラブレッドチャレンジカップ(統一GⅢ))


2着:☆⑫グラッブユアハート (安藤勝己)   2 1/2
3着:△⑥レマーズガール   (岩田康誠)    3/4
4着: ⑤ベルモントシーザー (小林俊彦)     3
5着:○⑨スターキングマン  (武  豊)    1/2
以下:マンジュデンツルギ、◎コアレスハンター、ビッグドン、▲ビッグゴールドエアウィードスナークレイアースシノブホマレレッドストーンモエレトレジャー


単勝  4    950円 複勝 4 210円 ワイド 4−12 610円
枠複 3−7   860円   12 170円     4−6  810円
馬複 4−12 1890円    6 170円     6−12 390円
馬単 4−12 5470円
3連複 4−6−12  2420円
3連単 4−12−6 22070円 

・18日の浦和4レース サラ3歳(5.6.7)戦で断然人気のアジュディススムが間からプリモ、外からモエレモンブランの追撃をクビ差振り切り1着となり、この勝利で鞍上の内田博幸地方競馬通算2500勝を達成した。今年は昨日までに302勝(252+50)、重賞は14勝(12+2)を挙げている。
・18日に荒尾で行われた霧島賞トライアルのえびの特別(九州産限定)は先手を奪った佐賀のナセに次いで2番手からレースを進めたJRAテイエムミゴテカが直線に入ってすぐにナセを交わし1馬身半のリードで1着。2着に外から追い込んで来たキングプログレスJRA勢のワンツー。ナセはキングプログレスに交わされ3着で前行った3頭での決着となった。
・19日、園田で行われた兵庫3歳クラシックの最終戦第38回菊水賞は先手を奪ったジョイーレに3番手から進んだチャンストウライが残り600付近でジョイーレに並び、この2頭が3番手のオリエンテーリング以下を大きく離し、兵庫ダービーと同じ激しい競り合いの末、チャンストウライがゴール前でアタマ出て1着。これで2冠達成。ジョイーレは兵庫ダービーに続いてまたしても激しい競り合いに敗れ2着。枠複は110円、馬複は100円元返しの超低配当となった。大きく離された3着にオリエンテーリングと入った。
・19日の旭川10レース JRA交流のミランダ特別は4番手外からレースを進めたアドミラルサンダーが直線で外から力強く抜け出し1着。この勝利で鞍上の五十嵐冬樹は1000勝達成となった。1000勝の内訳は地方957勝、中央43勝。今日の最終レース終了後に表彰式が行われる。勝ち時計の59秒1はメイショウヒダカが99年にマークした59秒5を0.4秒更新するレコードタイム。2着は最内から来たこれが古馬と初対戦となったアヤパン、3着争いは3頭が並ぶがわずかにJRAのカラッチオラが出て3着。差が無くシャンハイジャンプシルバーサーベルと続いた。