金沢10レース 第50回MRO金賞(重賞・3歳・北陸・東海・近畿・中国地区交流・JRA菊花賞競走代表馬選定競走)

1700メートル・重


1着:◎⑧マトリックス    (米倉 知)   1分53秒2
父:マーベラスサンデー 母:ソシアルヴィオレ 母の父:ライラリッジ
金沢・松野勝己厩舎所属・牝3・通算成績:17戦6勝(06MRO金賞、JRA交流ペチュニア賞、05プリンセスカップ2着、06北日本新聞杯2着)
2着:○②オクトパス     (安藤光彰)     アタマ
3着:△⑩マコトタイセイ   (安部幸夫)      2
4着: ⑨トーコーペルセウス (松平幸秀)      3
5着:☆④クラウンボーイ   (大山真吾)     クビ
以下:コホウサンデー、▲チヨノドラゴン、ファイトカンガルー、△コーワティアラ、ウエスタンサニー、ウェルキング


単勝  8   510円 複勝 8 310円 ワイド 2−8  1140円
枠複 2−7 1580円    2 180円     8−10  310円
馬複 2−8 4040円   10 120円     2−10  510円
枠単 7−2 2890円
馬単 8−2 6700円
3連複 2−8−10  2350円
3連単 8−2−10 19200円 

道中は後方からレースを進めたマトリックスが2周目3コーナーで外を突いて徐々に上がって行き、ゴール前で一旦抜け出したオクトパスを差し切り1着。17戦目でこれが初重賞制覇。距離が千七になってMRO金賞を制した牝馬は過去に3頭いるが、その中にトラベラー、トゥインチアズと金沢を代表する名牝がこのレースを制している。母の父ライラリッジは現役時代は1アメリカで3戦2勝の成績だったが、母のリヴァーサイドはロワイヤリュー賞の勝ち馬。半姉のリヴァークイーンはサンクルー大賞典(GI)、仏1000ギニーなどGI3勝挙げた名牝で血統背景が買われて種牡馬入り(さらに甥には日本で種牡馬として輸入されたマラキムがいる)。逃亡者として知られた名馬ツインターボがライラリッジの代表産駒だが、中央・地方通じて重賞勝ちしたのはこのツインターボのみである。BMSとしては北島三郎さんの所有馬で98船橋記念を勝つなど南関東A1で活躍したベストンスイング、96北斗盃を制したベストンダイオーなどがいる。前行く3頭を見る形でレースを進め、直線で一旦は先頭に立った笠松のオクトパスはゴール前で交わされ2着。3着に先行した愛知のマコトタイセイと入った。