・8月30日に大井で行われたスポニチ盃第13回アフター5スター賞南関東G3・1200メートル・外回り)はコアレスタイム(牡8・内田博幸・川村昭男)が残り200で逃げるベルモントファラオを交わすと、あとは後続を突き放し3馬身差で圧勝。勝ち時計の1分10秒7は1190メートルで行われていた時代も含めレースレコード。ハタノアドニスと並んでレース史上最高齢優勝となった。逃げたベルモントファラオが2着。3着にベルモントソレイユと入った。なお、このレースから4日後に起きた船橋競馬場の火災でコアレスタイムは出火元となった及川厩舎の隣の馬房にいたが、幸いにも無事だった。同じ馬房にいたコアレスデジタルは金曜日の川崎のメインの長月特別を制した。
・8月31日に旭川で行われた第5回ノースクイーンカップ(H3・牝馬・・ハンデ・キッケンクリス賞・1600メートル)は断然人気に支持されたサンマルアンサー(牝5・佐々木国明・柳沢好美)が3番手からレースを進め、3コーナーでヨイチイーストと並ぶと、4コーナーで先頭に立ち、58キロの酷量も最後は5馬身差の圧勝。強い競馬で重賞初制覇を飾った。勝ち時計の1分42秒5はレースレコード。5歳牝馬の優勝は2年連続。先行したヨイチイーストが2着。3着にピースオブラヴと続いた。
・3日に高知で行われたマーガレット特別(アラA級選抜・1600メートル)はこれを勝てば地方競馬最多勝記録に並ぶ事でエスケープハッチに注目が集まったが、先に抜け出したファルコンパンチに懸命に差を詰めるも2馬身差の2着で46勝目は17日に持ち越しとなった。勝ったのはファルコンパンチ(牡6・中西達也・大関吉明)は3コーナーでインから先頭に立ち、一時は5馬身のリード。エスケープハッチに差を詰められるも貯金を残して見事に勝利。10戦ぶりの勝利はA級特別初勝利となった。大きく離れた3着にリーダーエースと入った。
・3日に岩見沢で行われた第31回クインカップ(BG3・4歳牝馬・200メートル)は1番人気のニシキシャープ(牝4・細川弘則・大友栄人)が差を詰めるラヴクイーン、シンエイヴィーナスを振り切り見事逃げ切り勝ち。75戦目、区切りの10勝目が見事重賞初制覇となった。ラヴクイーンは逃げるニシキシャープに差を詰めるも逃げ切られ2着。共に差を詰めたシンエイヴィーナスが3着。680キロのウィナーサマーはこれが堪えたか伸びを欠きその後の4着。
・昨日の札幌10レース コスモス賞(2歳・芝1800メートル)に道営からインパーフェクトら5頭が参戦。インパーフェクト単勝2番人気に支持され、2番手から先行し、3コーナーで一旦は先頭に立つも、直線で脚が鈍り3着と敗れ、札幌2歳ステークスへの出走権を逃した。勝ったのはチーフベアハート産駒のナムラマース(牡2・藤岡佑介福島信晴)で勝ち時計の1分48秒4はマンハッタンバーのレコードを1秒1更新した。他の道営馬はメルシーゴールドが6着、ティンスクヴィルが8着、バッケンレコードが11着、逃げたウィンレターが12着という成績だった。
・昨日の中山11レース 紫苑ステークス(3歳牝馬秋華賞トライアル・芝1800メートル)に南関東の3冠牝馬チャームアスリープが出走したが、後方ままブービー14着と大敗した。勝ったのは追い込みを決めたサンドリオン(牝3・川田将雅安田隆行)でチャームアスリープ同様この馬も今回が初芝だったが、見事に3連勝を決めた。2着にキープユアスマイルが入りこの2頭が秋華賞への優先出走権を得た。
・今日の中京11レース セントウルステークス(GⅡ・芝1200メートル)に船橋からネイティヴハートが参戦。直線で追い上げるも3着まででスプリンターズステークスへの出走権を半馬身差で逃した。勝ったのはシーイズトウショウ(牝6・池添謙一鶴留明雄)で直線で鋭く抜け出し3馬身差の快勝。これで初代サマースプリントシリーズ覇者となった。2着はオーストラリアから参戦のテイクオーバーターゲット。3着ネイティヴハートと入った。