曲名:幕下にいた場所
(元曲:願いが叶う場所)


負けた また一つ負けた
負けが続く 春の場所
落ちた土俵を見ながら
勝ちたいだけ
上がりたいだけ


幕下に落ちて勝ってた
虚しい夏の場所
負け出して 涙流した
夢また夢
逃したのは


寄せてかえして寄り倒し
静かな秋の場所
今は少ない客だけが
息ひそめて
見つめるだけ


外人にのまれ 落ちないようにと


でかい外人を倒して
最後に決定戦に
勝てば上がる十両
戻りたいだけ
上がりたいだけ
願ってただけ・・・

4曲目はCLANNADから「願いが叶う場所」の相撲替え歌です。
十両から幕下に陥落した力士を題材に作ってみました。
最初は綱取りに失敗した力士を題材にしたのを考えましたが、ただ、それだと原曲のイメージを保つための材料が少なくて作りにくいと分かった事からこのテーマにして作りました。
幕下に陥落した力士が再び十両にも戻るのを夢見て、そして最後に決定戦に進んで敗れた所で歌詞は終わりましたが、おそらくこの力士はその後の場所で十両に戻ったのでしょう。
歌詞には入れませんでしたが、タイトルが「幕下にいた場所」にしたのはそこまでも入れての事です。
「あの辛かった、戻る事に夢見続けた幕下にいた頃を思い出す」というのが詞の内容です。


待遇の違いから「天国と地獄」と言われている十両と幕下。
ましてや陥落した力士だったら十両に戻りたい気持ちは他の力士より強いだろう。
以前、前相撲を題材にした替え歌を作った事がありますが、幕内だけではなく幕下でも人生を掛けた激しい戦いが行われている事も覚えていて欲しいです。
なお、名古屋場所九州場所が歌詞に入っていないのは構成上の都合です。