昨日の高知の「美希2してあげる特別」と「唯ちゃんの誕生日特別」を終え、21日から集中的に行われたVIKウィークも無事に終了した。
どのレースも大きく話題を呼び、特に昨日の「唯ちゃんの誕生日特別」は大人気アニメ「けいおん!」のキャラ名の最初の冠協賛レースだった事からレース前からネットで話題を集め、発走前の口上で実況の橋口浩二アナが「けいおん!」について詳しく説明した事から、さらに話題を集め、大手ブログでもこのレースについて取り上げた所が多かった。
どうやらこのVIKウィークは大成功で終わった形になったようだ。
地方競馬のレースを多く予想しているうちのブログでも今回集中的に行われる事から、普段は予想しない競輪も含め全レースを予想しましたが、予想してて、そしてその後の反応を見てて予想して良かったと思いました。
普段は重賞を中心にオープン、あるいは準オープンのレースなどを予想し、キャラ名の冠協賛レースは興味はあってもここでは予想せずに見るだけにしていましたが、やはりここで予想した事でさらに楽しみが増し、今までより一倍楽しむ事が出来ました。


今回多数行われたキャラ名の冠協賛レースをやるメリットというのは、記念、あるいは「自分のその作品あるいはキャラに対する熱意を見せる」の意味がおそらく一番大きいと思いますが、「競馬を盛り上げるため」「作品・あるいはキャラをより多くの人に知ってもらうため」などの目的も含めて行っているのも少なくないと思います。
特に、「VOCALOID」や「THE IDOLM@STER」のレースについてはレース前に宣伝動画が動画投稿サイトに投稿されている事から、後者の目的もより深いと思います。
実際、自分自身もアイマスの冠協賛レースを何度も見たおかげでアイマスについてちょっと興味持ったり、、「VOCALOID」に関しては元々ある程度は興味を持っていましたが、冠協賛レースを複数見てからはさらに興味が深くなるなど、自分のように作品・キャラに興味を持ったり、さらに興味が深くなったという人も出ていると思います。


さて、「VOCALOID」や「THE IDOLM@STER」を中心に盛り上がっているキャラ名の冠協賛レースですが、今後これらはどうなって行くのか。
名前を挙げた2つは新しいキャラが次々と作られている事から、さらにレース数が増える可能性があり、特に多く協賛レースが行われている帯広・高知・荒尾については名物レースとして定着して行くのではないでしょうか。
また、「けいおん!」も秋山澪のレースをやる予定があるだけに、こちらも今後増えて行くのではないでしょうか。
協賛者がその作品、及び競馬にかなり熱意があるうちはしばらくは続いてゆくのではないでしょうか。
では、他の作品の参入はあるかについてですが、大人気アニメ・ゲームでもキャラ名の冠協賛レースが行われる事は非常に少なく、これまでにあったのでも「kanon」(高崎・まじかる☆さゆりん杯)、「To heart2」(多摩川向坂環姉さんお誕生日記念)、「school days」(戸田・桂言葉ちゃんお誕生日記念)、「涼宮ハルヒの憂鬱」(ミステリックサイン賞)、「らき☆すた」(らっきー☆すたー杯・以上名古屋競馬)など。
これらキャラ名の冠協賛レースを行うのはキャラや競馬に対する熱意だけではなく、色々な面で非常に勇気がいる事などから、大人気の「ラブプラス」だろうが、「魔法少女リリカルなのは」シリーズだろうが、「快盗天使ツインエンジェル」シリーズだろうが、今後も前に挙げた3つ以外は新しく参入する事はかなり少ないと思います。
2ヶ月、あるいは3ヶ月に1つ2つはあるかないかと言った所でしょうか。
ただ、今回の高知の成功に影響されて、もしかしたら新しく参入する作品も出るのではと思います。
ただ、行ったとしても、それが先に挙げた、「VOCALOID」や「THE IDOLM@STER」、「kanon」のように2回、3回も行うのではなく、記念として1回きりで終わるのがほとんどではないかと思っています。
果たして、今後2回も3回も協賛レースを行われる作品・キャラは現れるかどうか。
また、個人協賛ではなく、公式で協賛レースをやる作品は出るかという事についてですが、少し前に大井で行われた「カイジ杯」のようにギャンブルを題材にした物、あるいは作中にギャンブルが出て来る物に関してはやる可能性もありそうですが、冠協賛レースを行っている所が作品が放映されていない地域だったり(ただし、ネット中継やテレビ中継で全国には放映される)、宣伝効果があるのかどうかだったり、またスタッフが公営競技に関して好意的なのかなどを含めて公式で協賛レースをあまりないのではと思います。
快盗天使ツインエンジェル」シリーズが競馬とパチンコのコラボと言う意味ではひょっとしたら公式で行われる協賛レースに一番近い存在ではないかと思っています。


ここまでキャラ名の冠協賛レースについての考察を書いて来ましたが、ある意味名物になりつつあるだけに、どこまで「完全の名物」に近付くことが出来るか。
ちなみに個人的に行って欲しいキャラ名の冠協賛レースはこれらキャラ名の冠協賛レースの元祖となった「kanon」の倉田佐祐理のレース「まじかる☆さゆりん杯」です。
VA文庫からこの冬に倉田佐祐理の文庫本がついに出る事から、やるならこれがおそらく最大のチャンスではないかと思います。
高崎でここまで6回行われ、高崎の名物レースとなり、今も復活を望む声があるだけにここで復活を遂げて欲しいです。