6月8日
大井11レース 第57回東京ダービー(S1・3歳・ハービンジャー賞)
2000メートル・外回り・20:10発走


  1 1 ミカドポーネグリフ 56J 松岡正海 (遠藤 茂) 牡3 東京ダービートライアル1着
    2 リバーキンタロー  56  脇田 創 (山本 学) 牡3 日刊スポーツ賞東京湾カップ2着
  2 3 ブラックサンダー  56  柏木健宏 (沢 佳宏) 牡3 羽田盃5着
    4 シングンボス     56  御神本訓史(三坂盛雄) 牡3 羽田盃2着
  3 5 ダブルオーセブン  56J 岩田康誠 (川島正行) 牡3 プリンシパルステークス15着
○  6 キスミープリンス  56  的場文男 (小久保智) 牡3 羽田盃6着
△4 7 ヴェガス       56  酒井 忍 (八木 仁) 牡3 羽田盃3着
△   8 ゴールドスガ    56  今野忠成 (秋山重美) 牡3 日刊スポーツ賞東京湾カップ3着
☆5 9 ファジュル      56  石崎 駿 (川島正行) 牡3 日刊スポーツ賞東京湾カップ8着
◎  10 クラーベセクレタ   54  戸崎圭太 (川島正行) 牝3 羽田盃1着
 6 11 ドラゴンウィスカー 56  水野貴史 (山本 学) 牡3 羽田盃4着
    12 リアンローズ    54  坂井英光 (上杉昌宏) 牝3 東京プリンセス賞6着
  7 13 オーゴンヒリツ   54  森 泰斗 (三坂盛雄) 牝3 東京プリンセス賞2着
    14 エースフォンテン  56  中野省吾 (波多野健) 牡3 ハナミズキ特別1着
▲8 15 ジャクソンライヒ  56  本橋孝太 (鬼沢裕一) 牡3 日刊スポーツ賞東京湾カップ1着
    16 ナターレ       54金 吉原寛人 (内田勝義) 牝3 東京プリンセス賞9着

南関東の3歳頂上決戦第57回東京ダービー
今年はロジータ以来22年ぶりの牝馬制覇を目指すクラーべセクレタや30度目の挑戦で東京ダービー初制覇を目指す的場文男のキスミープリンスなどフルゲート16頭が集まった。
◎:クラーべセクレタ・・・・・・南関東から転入後4戦全て圧勝を続けており、牡馬との対戦でも京浜盃は2馬身半、羽田盃は7馬身もの差をつけており、それだけにここも勝ち負けになる。鞍上の戸崎圭太さきたま杯安田記念と重賞を連勝しており、そして、戸崎&川島コンビはトゥインクルに入ってから行われた重賞を3連勝しており、かしわ記念後に行われた南関東の重賞は川崎マイラーズを除いて総なめしているだけにここも戸崎&川島コンビが制す可能性が非常に高そうだ。
○:キスミープリンス・・・・・・前走の羽田盃は大外枠&騎乗予定だった内田博幸が直前のレースで負傷し、大井に慣れていない柴山雄一に騎乗変更したのかが響いたのか6着と敗れた。しかし、今回は的場文男に鞍上強化され、気合が入る事から前走のような事は無いだろう。的場文男渾身の騎乗で強敵を倒して悲願を果たしたい所だ。
▲:ジャクソンライヒ・・・・・・前走の東京湾カップは1馬身から2馬身のリードを保ったまま逃げを打ち、直線でさらに突き放しての快勝。強い競馬をしただけにここも期待したいが、問題は右回りが初めての事。当初菜の花特別に出走予定だったが、当日に東日本大震災が発生し、競走が取り止めとなった。経験が無い右回りに加え、直線がさらに長くなる事から逃げてどこまで粘れるか。あまり過信はしない方が良さそうか。
△:ヴェガス・・・・・・・・・・クラウンカップは最後方から猛然と追い込み、僅かに及ばずの2着。続く前走の羽田盃も追い込んで3着に入った。東京ダービーは差しが有利なだけに展開次第ではクラーベセクレタを脅かす競馬をする可能性も。それだけに楽しみがありそうだ。
△:ゴールドスガ・・・・・・・・クラウンカップ4着の後に挑んだ東京湾カップで後方から鋭い追い込みを見せ2着争いに加わった。前走のような末脚を活かせればここでも上位争いは可能だ。大井は雲取賞の時に挑んで6着に敗れているが、展開次第では大きく浮上する可能性もあるだけに軽視出来ない。
☆:ファジュル・・・・・・・・・川島正行厩舎3頭出しの1頭。雲取賞の覇者だが、京浜盃は2番人気で7着、東京湾カップは1番人気で8着。いずれも人気を裏切った上に勝ち馬から大きく離れているだけにここは大きく人気を落としそうだが、石崎駿に替わって一発がありそうなだけに大穴狙いで。前行って追い込み馬の追撃を振り切れれば。
  ミカドポーネグリフ・・・・・東京ダービートライアルを勝って優先出走権を獲得してここに挑んで来た。ただ、今回は一気に相手が強化され、これまでの成績からしてここは家賃が高いか。良くて掲示板までか。
  リバーキンタロー・・・・・・東京湾カップは競り合いからもう一伸びした上に後続馬の追撃を抑えて2着を確保。内容が良かっただけに上位争いもありそうだが、相手が強化されているだけに持ち前の勝負根性を活かしてどこまで通用するか。
  ブラックサンダー・・・・・・羽田盃は先行して5着と健闘しているが、ここまでが精一杯の感じがする上に直線の脚からして二千は距離が長いか。それだけにここは羽田盃より上は望めないか。相手もさらに揃うだけに掲示板に入る事も厳しいか。
  シングンボス・・・・・・・・羽田盃は鋭く伸び2着を確保。今回は御神本に鞍上が替わるが、その御神本が不調なのがどうか。実力はあるが、そのヤネの不調がどう影響するか。その点からここは無印に。
  ダブルオーセブン・・・・・・川島正行厩舎3頭出しの1頭。ここ3戦はJRAに遠征し、共同通信杯では0.3秒差の5着に入っている。しかし、その前のニューイヤーカップで7着。さらにその前の北海道2歳優駿でも7着に敗れている事からダートよりも芝向きか。昨年のこのレースで人気薄のガナールを持って来た岩田が騎乗するが、ダート重賞のここは大幅に割り引いた方が良さそうだ。
  ドラゴンウィスカー・・・・・ニューイヤーカップの覇者で近走はクラウンカップで3着、羽田盃で4着に入っている。堅実さが売りなだけに上位争いは期待出来るが、もう一押しが欲しい所。無印にしているが、馬券に絡む可能性はあるだけに2着・3着で狙うなら。
  リアンローズ・・・・・・・・前走東京プリンセス賞は道悪にやられ6着に敗れたが、その前の京浜盃で3着、ハイセイコー記念と雲取賞で4着に入っている事から連は厳しくても3着に入る可能性があるだけに複勝3連複3連単3着付けで狙えばクラーべセクレタが来ても高配当が期待出来る。一発あるだけに要注意だ。
  オーゴンヒリツ・・・・・・・チューリップ特別、そして前走の東京プリンセス賞と惜敗が続いている。大井コースは6戦4連対しているが、ここは牡馬相手で相手が揃っている。それだけにここは厳しい戦いが予想され、掲示板まで行けば良い方か。穴馬にも強い森騎乗でどこまでやれるか。
  エースフォンテン・・・・・・前走川崎の特別を圧勝。ただ、その前の東京湾カップで大敗したほか、これまでの相手関係からここは家賃が高いように見える。大井で1回走って大敗しているのも大きなマイナス材料でここは静観が妥当か。
  ナターレ・・・・・・・・・・クラウンカップの覇者。大井では桃花賞で2着に入っているが、しかし、東京プリンセス賞で9着、東京2歳優駿牝馬で10着と重賞で連続して大敗している事に加え、今回は牡馬相手に大外枠に入った事からマイナス材料が多く、ここは静観が妥当か。