6月27日
大井11レース 農林水産大臣賞典第35回帝王賞(Jpn1)
2000メートル・外回り・20:10発走


  1 1兵オオエライジン   57兵 木村 健 (橋本忠男) 牡4 兵庫大賞典1着
△2 2Jランフォルセ    57J 横山典弘 (萩原 清) 牡6 かしわ記念4着
  3 3 トーセンゴライアス 57  橋本直哉 (小久保智) 牡8 デイリー盃大井記念12着
  4 4高ナイキハイグレード 57  川島正太郎(雑賀正光) 牡6 日刊スポーツ賞北海道スプリントカップ10着
☆  5 トーセンルーチェ  57  張田 京 (川島正一) 牡6 デイリー盃大井記念1着
  5 6 ナムラブレット   57  和田譲治 (冨田敏男) 牡6 デイリー盃大井記念3着
▲  7Jゴルトブリッツ   57J 川田将雅 (吉田直弘) 牡5 アンタレスステークス1着
○6 8Jテスタマッタ     57J 岩田康誠 (村山 明) 牡6 かしわ記念3着
    9高グランシュヴァリエ 57  繁田健一 (雑賀正光) 牡7 西日本グランプリ3着
  7 10 ボク           57  真島大輔 (月岡健二) 牡7 マイルグランプリ1着
    11Jシビルウォー     57J 吉田 豊 (戸田博文) 牡7 東海ステークス7着
△8 12Jミラクルレジェンド 57J 内田博幸 (藤原英昭) 牝5 東海ステークス5着
◎  13Jエスポワールシチー 57J 佐藤哲三 (安達昭夫) 牡7 かしわ記念1着

スマートファルコンフリオーソが出走しない今年の帝王賞だが、それでもエスポワールシチーなどJRAの強豪がここに集結。
これにオオエライジン、トーセンルーチェがどこまで迫れるか。
◎:エスポワールシチー・・・・・前走かしわ記念フリオーソをマークするような形でレースを進め、3・4コーナー中間で先頭に立つとフリオーソを突き放しての圧勝。2年ぶりのJpn1制覇を飾ってここに挑んで来た。今回はフリオーソスマートファルコンが不在で楽に前に行けそうなのも好材料。大外枠でも上位に入るのは濃厚か。ただ、ポカも多いだけに頭だけでなく、2着・3着もしっかりと押さえた方が良さそうだ。
○:テスタマッタ・・・・・・・・そのエスポワールシチーが勝ったかしわ記念で0.9秒差の3着に入ったが、その前のフェブラリーステークスでは逆にエスポワールシチーに0.6秒の差を付けている。去年の東京大賞典スマートファルコンから0.4秒差の3着に入っているだけに逆転も可能だが、問題は岩田が騎乗して2勝挙げているが、3着が4回と目立っているのが気になる。それだけに頭と3着固定で入れた方が良さそうか。こちらも上位争いは確実。
▲:ゴルトブリッツ・・・・・・・休養明け後、仁川ステークス、アンタレスステークスと連勝してここに挑んで来た。大井コースは2年前の東京大賞典で走り7着だったが、この時はまだ1000万条件の身であり、その時より力は大きく付けているだけに大きく見直せる。相手は強化されるが、今の勢いなら非常に楽しみがある。
△:ランフォルセ・・・・・・・・今年のダイオライト記念の覇者で川崎記念でも2着に入っている。かしわ記念は3着のテスタマッタから1.2秒も大きく離された4着に敗れるも力的には軽視出来ない。かしわ記念で馬体重がプラス14と大幅に増えていたために当日の馬体重の増減に注目。490キロ台になっていれば好走する可能性がより高くなるが、500キロ台の場合はやや割り引いた方が良さそうだ。
△:ミラクルレジェンド・・・・・昨年のJBCレディスクラシックの覇者で今年はマリーンカップを優勝している。牝馬同士なら無敵の存在も混合戦ではマーキュリーカップの5着以外はあと一歩の競馬が続いている。ただし、JDDで0.1秒、ジャパンカップダートで0.5秒、東海ステークスで0.2秒と差が無いだけに怖い存在。頭では微妙も2着・3着なら入ってくる可能性が高いだけに2着・3着付けで買いか。
☆:トーセンルーチェ・・・・・・直前になって脚部不安で回避してしまったフリオーソの半弟で前哨戦の大井記念の覇者。その大井記念が1馬身3/4差での勝利も着差以上の強い競馬をしているだけに素質が開花した今ならここでJRAの強豪相手にどこまで通用するか楽しみだ。かしわ記念ランフォルセと差の無い競馬をしているだけに連に絡む可能性もあり侮れない存在だ。
  オオエライジン・・・・・・・兵庫の期待馬で兵庫大賞典はほとんど調教代わりの競馬と言ってもいいレースだった。それだけに帝王賞も期待が集まっているが、兵庫ゴールドトロフィーで3着、佐賀記念で5着とJRA勢相手では馬券に絡むのがやっとの競馬を続けており、さらに今回は先行勢が強力なだけにペースが乱れてズルズル沈む可能性も十分にある。馬券で買うなら3着付けと言った所だが、あまり大きな期待はしない方が良さそうか。
  トーセンゴライアス・・・・・JRA準オープンから浦和に移籍して来て9戦が経過したが、オープン特別での3着2回が最高の成績で重賞では大敗が目立っている。それだけにここではとても通用出来ず、下の着順に入るのが濃厚で当然馬券は狙えない。
  ナイキハイグレード・・・・・かつての羽田盃馬も東京ダービー後は大敗が続き、高知に移籍。高知では最下級で3連勝し、2走前にはオープン特別も制しているが、依然ダートグレード競走では大敗が続いており、ここも下の方の着順に入るのが濃厚なだけに馬券は狙えない。
  ナムラブレット・・・・・・・A2条件にいながら挑んだオープンの準重賞の12ブリリアンカップで快勝。大井記念も3着と好走しているが、自己条件では差を付けられたレースが多く、相性の良い大井コースとは言えここは家賃が高い。末脚も他の馬と比べると見劣っているだけに中間着までか。
  グランシュヴァリエ・・・・・Jpn1でも激走する事がたまにあり、去年のJBCクラシックでも4着に入っている。ただし、3着のシビルウォーとは2.3秒も離されており、繁田騎乗で2ケタ着順しか記録していないのも大きなマイナス材料。それだけに掲示板まで来ればいい方だ。
  ボク・・・・・・・・・・・・大激戦となった昨年のマイルグランプリで勝利し、鞍上のアラン・ムンロに日本において17年ぶりとなる重賞勝利をプレゼントした。今回はそれ以来での出走となるが、さすがに休み明け初戦でこのメンバーでは掲示板も厳しい。5戦して2着3回を記録し、好調の真島が騎乗とは言え静観が妥当だ。
  シビルウォー・・・・・・・・昨年、ブリーダーズゴールドカップ白山大賞典と連勝して挑んだJBCクラシックで離された3着を確保。東京大賞典でも4着とJpn1(G1)でも好成績を挙げているが、今年に入ってから成績が下降気味で、前走の東海ステークスも5着のミラクルレジェンドからは0.4秒も離されている。この近況なだけにJpn1とは言え、好走の期待はやや薄いか。馬券で買うなら3着付けまで。