明日、帯広で行われる「銀の匙」デーの全レースの予想を書いてみました。
月曜日の馬場水分とその後の天気予報からして1%台〜2%台前半の重馬場と見て予想しました。


<帯広1レース 八軒杯(C3-1組) 14:40発走>

◎:6 ハヤト(藤野俊一)
〇:3 セトノブツリュウ(長澤幸太)
▲:4 シヒョウ(阿部武臣)
△:1 ヒカルスイホー(島津 新)
△:2 スピーディークイーン(大河原和雄)

銀の匙」デーのオープニングレースは主人公「八軒勇吾」の名字から取られた八軒杯。
八軒勇吾の声を担当する木村良平と6レースのレース名になっている御影アキ役の三宅麻理恵が帯広に来場し、トークショーや表彰式のプレゼンター、さらにはパドック紹介などを担当する予定となっている。
本命はハヤト。昇級初戦は8着に大敗も重馬場に強いだけに水分2.0%以下の重馬場が予想されるここで巻き返しを期待したい。
相手にセトノブツリュウ。勝ち切れないが堅実に走り、前走が惜しい競馬をしているだけに昨年12月以来の勝利も。ただ、重馬場での成績が今一つなだけにそれが課題に。
シヒョウは重馬場で好成績を残しているだけにここも堅実駆けが見込まれる。


<帯広2レース フジテレビ「ノイタミナカップ(2歳D-3組) 15:20発走>

◎:4 トップショウ(大河原和雄)
〇:2 チャレンジャー(長澤幸太)
▲:6 アグリダイヤ(鈴木恵介)
△:7 シャカシャカ(工藤 篤)

2Rは「銀の匙」が放送されるフジテレビのアニメ枠「ノイタミナカップ
帯広競馬場がある北海道の北海道文化放送でも7月14日の25時から放送が開始される。
ちなみに「銀の匙」はノイタミナの前枠で、後枠は8月に映画公開が予定されている「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の再放送となる。
レースの方は全馬キャリア1戦〜3戦の馬で、初勝利及び初掲示板を掛けた戦いとなる。
本命はトップショウ。新馬戦、そして前走の時計がどの馬よりも早く、クラスが下がってここなら大きく浮上が出来る。
このレース唯一となる牡馬のチャレンジャーは使われつつ時計を詰めて来ており、ハンデ差がどうかもさらに上積みあれば逆転も。
藤野俊一とリーディングを争っている鈴木恵介騎乗のアグリダイヤはデビュー戦の時計から上位争いが可能に。
シャカシャカもこちらもデビュー戦の時計から侮れない存在。


<帯広3レース 小学館 週刊少年サンデー杯(C1-5組) 15:55発走>

◎:5 フナノメジャー(尾ヶ瀬馨)
〇:2 シンドラー(菊池一樹)
▲:1 シンセイユウサク(村上 章)
△:7 ライデンキング(藤本 匠)

3レースは「銀の匙」の原作が掲載されている小学館の漫画雑誌「週刊少年サンデー」のレース。
フナノメジャーは重馬場に好成績が目立ち、この馬場状態と乗り慣れた尾ヶ瀬に戻るのもプラス材料。今シーズン初勝利を狙う。
シンドラーは堅実に走るも惜敗が非常に多く、頭で狙うのは危険。2着狙いでの対抗に。
シンセイユウサクは前走は5着もその前が連続して2着だっただけに軽視は出来ない。
ライデンキングは重馬場より軽馬場の方が良さそうなだけにここは押さえまでか。


<帯広4レース 豚丼カップ(2歳D-1組) 16:30発走>

◎:4 セイテン(藤野俊一)
〇:7 アサノテンリュウ(鈴木恵介)
▲:2 テシオニシキ(大口泰史)
△:1 ニューヒメヨシ(尾ヶ瀬馨)

4レースは主人公が通っている大蝦夷農業高等学校で飼育されている子豚の名前から。
初勝利を掛けたこの1戦はリーディングを争っている2人に本命・対抗に。
セイテンは1.9%の馬場で2分47秒0で走っている事からここならすぐに通用できる。さらに時計を詰められれば差を広げる事も
前走同じく1.9%で2分39用4で走ったアサノテンリュウはデビュー戦から時計を大きく詰めた事からさらなる上積みを期待したい。今回はさらにどこまで時計を詰められるか。
テシオニシキは3走前に2分41秒6で走り、前走で4着と大きく浮上した事からさらなる浮上を期待。
ニューヒメヨシはクラスが下がってどこまで前進出来るか.


<帯広5レース アニプレックス杯(2歳B-3組) 17:05発走>

◎:1 カブトホース(大河原和雄)
〇:6 メモリアルサマー(鈴木恵介)
▲:4 マルタウンカイ(藤野俊一)
△:5 キサラサク(工藤 篤)
△:7 コウシュハキング(菊池一樹)

5レースは「銀の匙」の映像を販売するソニー系の映像ソフト販売会社「アニプレックス」のレース。
カブトホースはデビュー2戦とも2着だったが、ここも引き続き力上位なだけに軸は揺るがない。
メモリアルサマーはデビューから3戦2着が続いたが、馬場が重くなってから4着が2回続いているだけに力があるだけに重馬場克服が課題に。
マルタウンカイは5戦中2着が2回あり、相性の良い藤野に戻った事で逆転も狙える。
キサラサクは2走前に1.6%で勝利を挙げているだけにクラスが下がって前走よりも前進を
堅実駆けのコウシュハキングは頭はどうかだが、2着・3着狙いが最適か


<帯広6レース 御影カップ(C1-2組) 17:40発走>

◎:3 セイコークイン(鈴木恵介)
〇:4 ピカイチ(山本正彦)
▲:2 カイセワンダー(西 謙一)

6レースはヒロインの「御影アキ」から取られた御影カップ
実家は現実でもばんばの生産牧場がある上川郡清水町内で牧場を経営している。
5頭立てとかなりの少頭数も買えない馬がいないだけに接戦模様。
本命・対抗は3歳馬2頭に。
セイコークインは前走C1-3組戦を勝利。引き続き相性の良い鈴木恵介が騎乗する事で連勝を狙う。
ばんえいの最年長騎手・山本正彦が騎乗するピカイチは5戦中3回も馬券に絡んでおり、前走はほとんど同体だっただけに引き続き勝ち負けになりそうだ。ただ、山本があまり勝ち星を挙げていない所がどうか。その点から対抗に。
カイセワンダーも堅実駆けで前走はセイコークインの2着。引き続き相性の良い西謙一騎乗で逆転を狙う。


<帯広7レース A-1 Pictures杯(B4-3組) 18:15発走>

◎:7 ヨシノエイスケ(島津 新)
〇:1 イーグル(菊池一樹)
▲:4 サクラユーホー(阿部武臣)
△:6 トカチハヤブサ(尾ヶ瀬馨)

7レースはアニメの制作を担当する東京のアニメ制作会社「A-1 pictures」のレース。
アニプレックス傘下のアニメ会社でかつて全レース協賛レースが行われた「THE IDOLM@STER」のアニメ版、札幌を舞台にした「WORKING!!」シリーズ、先術の「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、「黒執事」シリーズ、「うたの☆プリンスさまっ」シリーズ、「おおきく振りかぶって」シリーズ、「ソードアート・オンライン」、「聖☆おにいさん」など数多くの人気アニメ作品を送り出している。
4戦連続2着のヨシノエイスケは前走が並んでゴールしただけにここでそろそろ決めたい所。
堅実に走るイーグルは3走前と5走前に1%台で2着に入っており、ここ2走は着を落としているがまだまだ軽視できない存在。
サクラユーホーは前走で差の無い3着に入ったのは好材料で逆転も狙える所まで来ただけに元旦以来の勝利なるか
トカチハヤブサはかなりの人気薄になりそうだが、2走前の2着と3月の重馬場での好走を評価。穴に強い尾ヶ瀬騎乗で波乱を演出する。


<帯広8レース 荒川弘カップ(B3-5組) 18:50発走>

◎:1 サクラボタン(菊池一樹)
〇:7 カツダイヤ(赤塚健仁)
▲:8 キンノオウジ(尾ヶ瀬馨)
△:3 アサヒマウヒメ(大口泰史)
△:6 ニシキヒカル(澁谷益久)

8レースは原作者である荒川弘の名前が付けられたレース。
堅実駆けのサクラボタンを本命。差の無い競馬を続けており、いつ勝利を挙げてもおかしくないだけにここも上位争いに。
カツダイヤは前走で2着に入っており、馬場水分が低いほど好走の可能性が高くなるだけに重馬場が予想されるここもチャンスだ。
穴になりそうだが、キンノオウジは2走前に2着に入っており、前走も差が無かった。重馬場で度々頭で来ているだけに警戒が必要だ。
アサヒマウヒメはここ2走は5着もその前は3戦連続馬券圏内に加わっていただけにもう一押しあれば。
ニシキヒカルは堅実も鞍上がやや微妙な事からこの評価に。


<帯広9レース エゾノー杯(B2-2・3組決勝) 19:25発走>

◎:1 カントリートレイン(大河原和雄)
○:3 ブロンガー(大口泰史)
▲:9 ユウセンスピード(度来心路)
△:4 スーパートップヒメ(赤塚健仁)
△:10 ハイセイウン(尾ヶ瀬馨)

9レースは「銀の匙」の舞台となっている大蝦夷農業高等学校(通称エゾノー)から取られたエゾノー杯。
このレースは6月22日に行われた帯広9レース(B2-2組戦)と24日に行われた帯広9レース(B2-3組戦)の上位馬による決勝レース。
ここはカントリートレインの軸不動。
ムラ駆けが目立つメンバーの中で崩れなく走っているだけにここはチャンス。2走前に勝ったときの乗っていた大河原に替わるのも好材料
相手筆頭にブロンガー。ここ2走は着を落としているが、4走前に勝利を挙げており、このメンバーなら浮上も
ユウセンスピードは前走5着も2走前に1組戦で2着。さらに4走前に同条件の決勝を勝っており、このメンバーでは力上位なだけに巻き返しを期待。
スーパートップヒメはここ2走が今一つもその前は重馬場で上位争いを演じていた事から馬場水分が低くなれば見直しが出来、逆転も期待出来るだけに要注意。
ハイセイウンは前走で差の無いの2着に入っており、重馬場での成績もまずまずな事から穴で引き続き。


<帯広10レース 「銀の匙」アニメ放送記念(A1・A2決勝) 20:05発走>

6月29日
帯広10レース 「銀の匙」アニメ放送記念(A1・A2決勝)
200メートル・20:05発走


◎1 1 アオノレクサス   680 島津 新 (平田義弘) 牡7 A2戦1着
  2 2 アアモンドヤワラ  680 長澤幸太 (小林長吉) 牡9 A2戦5着
  3 3 グランドペガサス  680 大口泰史 (大友栄人) 牡7 A1戦1着
△4 4 ホクショウバトル  690 安部憲二 (槻舘重人) 牡6 A1戦2着
○5 5 コマクイン      660 浅田達矢 (金田 勇) 牝7 A2戦2着 
▲6 6 ウメノタイショウ  685 藤本 匠 (長部幸光) 牡8 A1戦3着
  7 7 アアモンドヤマト  680 鈴木恵介 (小林長吉) 牡7 A1戦5着
  8 8 ヒロノドラゴン   680 藤野俊一 (岡田定一) 牡10 A2戦4着
△  9 スギノハリアー   680 西 謙一 (岡田定一) 牡7 A2戦3着

メインレースはオープンクラスと準オープンクラスによる特別戦。
22日のA1戦と23日のA2戦の上位馬による決勝レースとなっている。
A2戦を勝ったアオノレクサスはイレネー記念、ばんえい菊花賞で2着、ばんえいダービーで3着と大一番でも活躍した実績馬。その後もオープンで好走が続いていたが、1月に入ってからスランプに入り、ここに来てようやく状態が戻って来た。力が一枚上なだけにここもきっちり決めたい所だ。
そのA2戦でほとんど並んでゴールしたコマクインも柏林賞とはまなす賞で2着と重賞でも実績がある。勝ち切れないが、2着・3着にはよく入る馬なだけに引き続き警戒が必要だ。
ばんえい大賞典と柏林賞で2着、銀河賞3着、大一番のばんえいダービーばんえいグランプリでも掲示板に入った実績があるウメノタイショウは除外後が今一つの成績もその前の成績や実績から軽視が出来ない。復調あればすんなりと逆転も可能だ。
ホクショウバトルは2歳暮れの「ばんえい甲子園」ヤングチャンピオンシップと5歳時に銀河賞を勝った重賞2勝馬。A1戦で2着も成績にムラがあるだけに力はあるが信頼しにくい。
複勝圏内に入る事が多いスギノハリアーは3着狙いなら大きく信頼できるも、それ以上となると微妙な所。もう一押しが欲しい。


<帯広11レース 東京からやってきた関英明杯(B3-1組) 20:40発走>

◎:4 ダイコクパワー(藤野俊一)
○:6 ワタシハキレイズキ(大口泰史)
▲:2 スピードフジ(西 謙一)
△:7 ヒマワリカツヒメ(藤本 匠)
△:8 タイソンショウ(入澤和也)

このレースのみ「銀の匙」とは関係の無い個人協賛レース。
2走前にこのクラスを勝ち、前走とかちダービーを勝ったダイコクパワーはメキメキと力を付けて来ており、前走騎乗した藤野が引き続き騎乗するのもプラスでワタシハキレイズキがいるが、好勝負を期待したい。
ばんえいプリンセス賞を勝ち、ばんえい記念にも挑戦した事があるワタシハキレイズキはクラスが下がってから好走を続けており、ここも引き続き上位争い濃厚か。
ダイコクパワーと好勝負もスピードフジは3走前の勝利を評価。馬場水分が0%台から1%台前半に走る傾向があるだけに馬場水分が大きく低ければ一気に逆転もあるだけに注意。
重賞でも実績があるヒマワリカツヒメは前走このクラスの特別を勝利。近走の成績からここでも崩れることは無さそうでダイコクパワーにどこまで差を詰められるか。
タイソンショウは乗り慣れた入澤に戻る事で波乱を狙う。ダイコクパワーと差の無い競馬をしている事から大駆けの期待も。