既に枠番が確定している3つのダービーの予想をするが、九州ダービーは混戦、岩手ダービーと北海優駿は軸不動の一戦に。

5月31日 佐賀11レース 農林水産大臣賞典第57回九州ダービー栄城賞(S1・3歳・四国・九州地区交流・キンシャサノキセキ賞)
◎:2 キングプライド(鮫島克也
〇:10 オーベルジーヌ(田中 純)
▲:1 イッセイイチダイ(山口 勲)
△:7 マイネルジャスト(真島正徳)
  11 コスモエポール(兒島真二)
☆:3 ソウルケンシ(吉田順治

3連勝中のキングプライドが本命。
1月に筑紫野賞を制してからはS2重賞2勝、S1の飛燕賞3着とこの世代では力はトップクラス。
飛燕賞の1着・2着馬がいないここはチャンスか。
サウスヴィグラス産駒だが、ここ3戦の内容から距離は持ちそうだ。
対抗に穴になりそうなオーベルジーヌ
門別→笠松→佐賀→船橋と渡り歩き再び佐賀に転入。
前走のS2の由布岳賞で古馬相手に3着と健闘し、これならここでも互角に勝負出来る。
距離延長が鍵と成長しているだけに不気味な存在。
イッセイイチダイは最内枠だが、九州ジュニアチャンピオン勝ち、2走前のB3特別の勝ちの実績から前走大敗も見限れない。
あとはもう少し時計を詰められれば。
3連勝中のマイネルジャストは条件戦で圧勝を続け今回が重賞初挑戦。同型に強いのがいるのが割引材料なだけにどんな競馬をするか。
コスモエポールは前走B3戦で4着。同世代との対戦では底を見せていないだけに南関東で付けた力をどこまで見せ付けられるか。
ソウルケンシは佐賀若駒賞でユズチャンを倒し、飛燕賞で4着。キングプライドとやや差はあるが、馬券に絡む可能性はあるだけに人気が落ちていたら
波乱演出も。
例年好走が目立つ高知勢は今年は微妙。
リワードヘヴンは土佐春花賞を勝った後は地元でも大敗が目立ち始め、現況では佐賀相手でもやや厳しい。
金沢の畑中信司が騎乗するフォアグリームは黒潮皐月賞4着ももうちょっと力が無いと。

6月1日 盛岡10レース 岩手めんこいテレビ賞第35回岩手ダービーダイヤモンドカップ(重賞・3歳・ナカヤマフェスタ賞)
□:5 ロールボヌール(山本聡哉)
〇:6 ロテオ(齋藤雄一)
▲:3 トーホクライデン(南郷家全)
△:2 シーキングザライト(高橋悠里)

ここは怪物ロールボヌールで決まりだろう。
久々のレースとなった前走は59キロ背負いながらも公開調教と言わせるようなレースを見せつけた。
それだけによほどのアクシデントが無い限りはここも通過点だろう。
相手にロテオ。前走JRA交流では掲示板に入った馬らを相手に3着と健闘した。3走前の3歳A級戦では4着に敗れるも力付けて来ているだけにここでも好走が期待出来る。
トーホクライデンは芝のはまなす賞では大敗もダートなら崩れないだろう。スペクトル、シークロムがいないここは相手筆頭の存在に。
シーキングザライトは重賞で連続して3着。やまびこ賞ではトーホクライデンと1馬身1/4の差があるが、馬体重が少し増えれば入れ替わりも。

6月2日 門別11レース STV杯第43回北海優駿(H1・3歳・全国交流・エイシンフラッシュ賞)
◎:5 オヤコダカ(阪野 学)
〇:1 アルランピード(宮崎光行)
▲:6 タイムビヨンド(松井伸也)
△:8 フジノサムライ(石川 倭)
△:9 アナモルフォーシス(井上俊彦)

1冠目の北斗盃、前走のA1特別と余裕の勝利だったオヤコダカは2冠濃厚か。全国にも通用する力があるだけにここで良い勝ち方をしてJDDに向かいたい所。
JRAの未勝利戦2着後に転入して来たアルランピードは初戦のC3戦を快勝。前走の時計からオヤコダカとはまだ差があるように見えるが、上積みでどこまで縮めて来るか。実績からしてここでのレースが今後に向けて大きな一戦になりそうだ。
タイムビヨンドは前走は条件戦勝ちも時計はアルランピードより上でその前の北斗盃で3着。元々ヤングチャレンジカップの勝ち馬なだけに実績があり押さえておきたい。
フジノサムライはBGJC3着の実績があり、前走で復調の兆しを見せた。2歳の実績からして連絡みまで行ける。
今シーズン重賞2勝の井上俊彦騎乗のアナモルフォーシスは南関の315万条件で差の無い競馬をしており、一気に力を付けて来ただけに不気味な存在。
印は付けなかったが、前走牝馬重賞で2着のジュエルクイーンは混合重賞でも実績はあるだけに2着・3着固定で。勢いのある馬が揃っただけに実力馬の意地を見せられるか。