6月29日
大井11レース 農林水産大臣賞典第39回帝王賞JpnI
2000メートル・外回り・20:10発走


△ 1 1J アスカノロマン   57J 太宰啓介 (川村禎彦) 牡5 平安ステークス1着
▲ 2 2J ノンコノユメ    57J ルメール (加藤征弘) 牡4 かしわ記念4着
△ 3 3J コパノリッキー   57J 武  豊 (村山 明) 牡6 かしわ記念1着
  4 4J アムールブリエ   55J 浜中 俊 (松永幹夫) 牝5 平安ステークス8着
  5 5  ナリチュウドラゴン 57  赤岡修次 (岡野尚光) 牡6 デイリー盃大井記念4着
    6  ジャルディーノ   57  真島大輔 (荒山勝徳) 牡7 デイリー盃大井記念5着
〇 6 7J サウンドトゥルー  57J 大野拓弥 (高木 登) 騙6 かしわ記念5着
    8兵 リワードレブロン  57兵 寺地誠一 (雑賀伸一郎)牡8 オグリキャップ記念2着
  7 9  ユーロビート     57金 吉原寛人 (渡邉和雄) 騙7 デイリー盃大井記念3着
◎   10J ホッコータルマエ  57J 幸 英明 (西浦勝一) 牡7 ドバイワールドカップ9着
  8 11北 ナムラビクター   57北 服部茂史 (田中淳司) 牡7 楽天競馬杯赤レンガ記念9着
☆   12J クリソライト     57J 川田将雅 (音無秀孝) 牡6 平安ステークス3着<<  
上半期のダート競馬の総決算となる今年の帝王賞は地方勢に上位に食い込めるような馬がいなくJRA勢が掲示板独占の可能性がかなり高い一戦となった。
そのJRA勢は帝王賞3連勝を目指すホッコータルマエを始め、去年の東京大賞典を勝ったサウンドトゥルーかしわ記念の覇者コパノリッキー、異次元の末脚が魅力のノンコノユメ、急成長中のアスカノロマンエンプレス杯の覇者アムールブリエ、昨年2着のクリソライトと強力なメンバーが揃い上位混戦に。
◎:ホッコータルマエ…去年と同じ川崎記念ドバイワールドカップのローテーションでここに挑んで来た。7歳に加えドバイワールドカップで見せ場を作れなかった事から衰えが出て来ている様に見えるが、それでも川崎記念サウンドトゥルーとの叩き合いを制したように勝負根性はまだまだ衰えてなく3連勝を目指す。不良馬場は3戦して2勝3着1回の成績で問題無さそう。
〇:サウンドトゥルー…去年の東京大賞典の覇者。前走かしわ記念は距離が影響したか5着に敗れたが、その前の川崎記念ではホッコータルマエと激しい叩き合いを演じた事から距離が伸びたここは勝ち負けに持ち込める。不良馬場で未勝利なのがどうかだが、本格化した今なら。
▲:ノンコノユメチャンピオンズカップフェブラリーステークスと連続して2着した後に挑んだかしわ記念は末脚不発で4着。今度は広い大井コースに変わる事で強烈な末脚を発揮して逆転を狙う。不良馬場はJDDで走っており問題無さそう。
△:アスカノロマン…前走平安ステークスを圧勝。東海ステークス優勝、アンタレスステークスアウォーディーと僅差の2着、フェブラリーステークス3着と勢い付いている。同型に強力なのがいる事や過去に不良馬場で3着、4着だった事から馬場がどうかだが、今の勢いから見限れない。一線級相手にどこまで粘りこめるか。
△:コパノリッキー…前走かしわ記念を圧勝し同レースを連勝。JpnI(GI)6勝目を挙げた。この距離ではアテにしにくい所があるが、不良馬場で全て連対している事からもこちらも軽視出来ない。頭でも狙える。
☆:クリソライト…昨年のこのレース2着。3月にダイオライト記念を勝っているが、その前後の着順が微妙な事や今回は相手が強力な事から逆転は考えにくい。3着狙いまでか。
…:アムールブリエ…ダート界で今をときめくヘヴンリーロマンスの産駒でラニの半姉、出ていたら勝ち負けの存在だったアウォーディーの半妹で同馬もエンプレス杯連覇、BGCと名古屋グランプリで1着、川崎記念で3着の実績を持っている。名古屋グランプリの内容から牡馬相手でも通用しそうだが、川崎記念ホッコータルマエサウンドトゥルーから離された上にさらに相手強化、大井コースで2戦して共に4着な事からこのメンバー相手では馬券圏内に加われるかは微妙な所。一族の名を掛けて少しでも上位に来たい所。人気が落ちただけに穴党はこの馬の3着を狙っても。
…:ナリチュウドラゴン…B2クラスからの挑戦で前走大井記念は4着も勝ったケイアイレオーネからは1秒2離されている。2歳時にはハイセイコー記念ソルテの3着に入った事があるも自己条件戦でも勝ち切れないだけにこの強力なメンバーでは見せ場も作れない。静観妥当。
…:ジャルディーノ…昨年8月から今年の金盃まで5連勝と一気に力を付けて来たように見えたが、前走の大井記念で5着で勢いが止まる。南関馬相手なら上位争いも今回は一線級が揃いまくっただけに掲示板に入れるかどうか。7歳だが大事に使われているだけに南関の重賞戦線ではまだまだやれる。とりあえずここは見せ場を作りたい所。
…:リワードレブロン…このレースが兵庫に移籍後初のレース。その前は高知所属で交流重賞に多く出走し、去年のオグリキャップ記念を優勝するなど地方屈指のステイヤーとして知られているが、ダートグレードでは15戦して5着が最高なだけにここは静観が妥当。
…:ユーロビート…去年のマーキュリーカップの後は勝ち切れない成績が続くもダイオライト記念3着などJRA勢相手でもやれる力はあるが、去年4着の時よりさらに相手が揃い、JBCクラシック6着、東京大賞典10着だった事から昨年のような結果は望めないか。JRA勢の掲示板独占阻止するならこの馬だが果たして。
…:ナムラビクターJRA時代は14年アンタレスステークスを勝ち、チャンピオンズカップで2着とダートの強豪として名を馳せた。常に上位争いを演じてきたが、チャンピオンズカップ以降は一気に衰え、ホッカイドウ競馬に移籍してからの2戦も冴えない内容のレースが続き、2走前のコスモバルク記念でウルトラカイザー、オヤコダカに付いて行けずに直線で脚が上がり脱落した事からさらに上がりが速くなるJRA勢相手では今の状況では全く期待出来ない。ここを使って向こうで復活する事を期待したいが…