○昨日の朝日新聞に浦和の名物調教師、冨田藤男師が出ていた。ハルウララに関する記事で、今から12年前に161連敗という大記録を作ったハクホークインを管理していた調教師として登場。
冨田師といったら、馬をひたすら使わす事で知られ、1ヶ月で4〜5走する事もあり、南関ファンでは知らない人はいないであろうと言われ、ファンも多い。
しかし、記事の中で冨田師は「勝ち負けだけじゃ味気ないよね。ロマンがないと」と語っている。別誌でハクホークインの事に対し、「勝ち星は無かったけど、1700万円は稼いでくれたよ」と161連敗という不名誉な記録を作ったにも関わらず、それでも堅実に賞金を稼ぎ、丈夫で元気だったハクホークインの事を褒めていた。
そして、そのハクホークインの子供で1勝させたいと思う意地を持ち、そして97年2月24日、浦和2レースでハクホーキングは勝ち、一族が続いていた連敗の記録を止め、冨田師の悲願が達成された瞬間だった。
冨田師はハクホーキングの写真を持ち、「いまさら恥ずかしいね」と言っていたが。顔は微笑んでいた。
冨田師の顔については自分もしらなかったので、今回初めて見て、吉田勝彦アナみたいに風格のある人だなと思いました。記事もかなり感動的でした。
冨田といったら、去年までハルウララと現役連敗王を争っていたレーンベルスターが所属していたが、こちらもハルウララ後にはちょっとした人気になり、定年で引退となった最後のレースでは記念馬券を買い求めた人もいたとか。
引退後は川口の乗馬クラブに移ったと話が出たときも良かった良かったと胸をなで下ろす人もいたそうです。
ちなみにハクホーキングに勝利をもたらしたのは去年、騎手を引退し、現在は板金屋になったキンヴァラーこと金原学だった。金原は今も2ちゃんねるでは住民から愛されている存在である。
せっかくだから、今度は騎手のハルウララこと折笠豊和騎手の方もちゃんと育ててください。愛されるくらいに。全国区になるくらいに。

ワールドクリーク 4年3ヶ月ぶりの重賞制覇
http://keiba.radionikkei.jp/keiba1/20040316K02.shtml
これもちょっと泣ける。
かつて、メイセイオペラを破り、ドバイにも行ったGI馬が流れ流れて荒尾にたどり着き、復活なんて・・・・・
荒尾はレベルはあまり高くないですが、今後は佐賀の馬の前でも勝ち、統一グレードをまた勝てるようになって欲しいです。(年齢的にどうかだけど、夢をかなえて欲しいですがね。)