id:yoake:20040507でも書きましたが、この事が各地で広がっているようで。
やはり子供ぽさが理由になった要因としてダビスタとかのゲームが挙げられるようですね。
そういや、よしだみほさんのマンガの中でも度々ファンのマナーについては書かれてますね。
特に14巻のラストの方で書いてありましたが、ゲームの感覚でしかない見ない輩が実際の馬の事を理解しないでそういう行為に及ぶ事。
ゲームでの疑似体験がそのまま競馬場に持ってきて、その結果が悪いファンになるという事、これはなんか最近起きている事件と同じように見える。
ゲームでの疑似体験がきっかけで現実と擬似が分からなくなり、その結果、人を殺したり、傷を負わせたりする事件は今でも起きている。低年齢化した競馬ファンにもゲームでの疑似体験で現実と擬似が分からずに悪い行動に走る。そんな事でしょうか。
だから、さらに分けるとなれば、ダビスタがヒットし始めた頃、これも入ると思います。ここが大人のファンと子供ぽいファンの境はゲームにあるかもしれません。
低年齢化のもう一つに挙げるならPOGというのもありますが、むしろPOGじゃなくて競馬雑誌の充実の方かなと思います。
競馬ブーム後に各出版社から次々と競馬雑誌が創刊。
その中に先のダビスタの記事とかPOGとかを見るついでにレースの方も見る。
自分が競馬を見始めた96年頃に自分も「ファンファーレ」「ギャロップ」「クリゲ」「ダービーを一生遊ぶ」「おもしろ競馬塾」などの雑誌を買いましたが、「クリゲ」と「ダービーを一生遊ぶ」には必ずというほど競馬ゲームのページがあった。(他の雑誌でもあったと思う。ただし、ファンファーレには無かった)
それを目的にダビスタをやっている子供ぽいファンが買う。そしてついでにレースを見て、実在のレースにも興味が沸き、競馬場に行くという方式が出来ていたかもしれません。
今でも「サラブレ」にはダビスタとかの競馬ゲームのコーナーがあり、「ますざぶ」という投稿コーナーもあり、若年層の競馬ファンを意識したような作りになっていて、中学生でも手にとって買えそうな感じにしてあります。実際、少し前にサラブレ須田鷹雄さんのコーナーで競馬の質問が出た時に87年のレコードの話になり、「あっ、サラブレ読者が生まれた頃かな」というコメントがあり、実際、競馬ファンが低年齢化している証拠とも言えます。
あとはもう一つは時の流れが乖離してしまったかもしれません。
音楽の世界を見ても、芸能界を見てもそうですが、昔に比べて今は時の流れが昔よりかなり速いように感じる。
音楽の世界でも以前は4ヶ月に1枚出せば普通だったのが、今では2ヶ月に1枚が当たり前に。その結果4ヶ月が遠い時間のように感じる。
芸能界でもブレイクした芸人が数ヶ月したらあっという間に消え去ってしまう事がある。ダンディ坂野がいい例かもしれない。
競馬の世界でも次々と名馬が誕生している事もあって、少し前のGI馬でも思い出せなくなる時がある。
自分も「地味なGI騎手」をここでコーナーにしていましたが、書いていて、特にジャンプレースについてはこのコーナーで忘れていたを思い起こした感じがあります。
名馬が多く誕生する背景にはやはりGIの増加と路線の整備が挙げられると思います。
昔と比べ、今は各部門に路線が整備され、その結果数多くの名馬が誕生した。その分、数多くの名馬が人々から忘れ去られようとしている。
特に今ほど資料が充実してなかった80年代に活躍した名馬でも知名度の無い馬もおそらく数多いだろう。
昔のファンと今のファンを乖離したのには時の流れが昔に比べて早く感じるようになったのとJRAの改革による路線整備とGI増加も理由に挙げられると思います。
そのうち半年後には「えっ、ウインクリューガーってGI勝っていたの?」とかの声も出そうです。(特にNHKマイルカップとか障害は。キングカメハメハは多分大丈夫だと思いますけど)

こういうこと書いてる自分は現在20で今年21。競馬歴は8年になる。
しかし、自分はファンファーレでも手拍子はしない、本馬場入場でも騒がない、紙吹雪はしない。
それは昔からそれらの競馬雑誌やよしだみほさんのマンガとかを読んでマナーについて勉強したからだ。
一人で競馬場に行くようになったのは19になる少し前から。今でも学んだ事をしっかり頭に叩き込んでいます。
低年齢化した競馬ファンにもいっそ競馬のマナーを教習所の講習みたいにおもいっきり叩き込んだ方がいいかもしれません。(JRAで講習会やらないかな)