http://mytown.asahi.com/gunma/news02.asp?kiji=3902
http://www.raijin.com/news/wed/news02.htm
やはり荒れたようですが。知事も周りが廃止と叫ぶ中、何とか存続させたかったけど、結局こういう決断に至ってしまった。
この件で法理調教師が記事の中でコメントをしているが、しかし、知事も何とか組合のやる気を出すために、金井達夫氏を送り込んだんだけど、それでも関係者はやる気を出さなかった。そして、そのツケが廃止という道に向かわせてしまった。
本当に呆れたしか言いようがない。
高崎へは去年の9月と今年の5月と6月の3回行きましたが、市街地にある割には草競馬の感じがして、のどかな感じがした。
しかし、ここに行って思ったのは、何の魅力も無かった。
食事処に特においしい物があるわけではないし、特徴もあるわけではなく、しかも、馬券の種類が少なかった事は、5月の時に特に感じた。
これはその2日前に宇都宮に行ったから、そう思ったのかもしれませんが、全賭式を入れてる宇都宮に対し、高崎は馬単止まりで、しかも、人気薄の複勝買っても100円台だったりとか、これが大井だったら300円、あるいは400円台行っていたかも知れないのに、ワイドもないから、最近の競馬から遅れてる気も感じ、さらにファンサービスも重賞デーに行ったにも関わらず、6月は何もやってなかったし、3回目に行った時には、場内にも主催者のやる気の無さが感じられたほどです。
高崎競馬の公式HP見ても、やる気の無さが一発で分かるし、ふるさとコーナーに掲示されてある「高崎競馬ニュース」など半年前のが堂々と掲示されてあったし、なめてるとしか言いようが無い。
知事も責任あるけど、この事件のA級戦犯というのは主催者である競馬組合の連中だと思います。
しかし、そんな彼らは県の別の課に移る事も出来るんだし、結局現場の声など聞こえるはずがない。
まさしくお役所仕事が生んだ悲劇と言ってもいいと思います。
昨日の日記にも書いたけど、高崎以外にもやる気のない競馬場は結構あって、それらのやる気の無さはファンにも伝わり、客が逃げて行き、売上が伸びず、経営危機になっていると思います。
高崎競馬にしても、近くには競輪、オートと競合する公営競技があったにも関わらず、ファンサービスにも何もせず、結局最後を迎えてしまったわけであって、はっきり言って自業自得である。
これが民間経営だったら立て直し案とかを出して、とっくに実行していると思うけど、役所が経営していた以上、ファンの声も、現場の声も聞こえないまま廃止になってしまったのですからね。
もう呆れてどうしようもない。怒りを通り越して天誅を食らわしたいくらいだよ。
しかし、この件で可哀相なのは、高崎競馬に携わった騎手や厩務員、調教師達だよ。
上毛新聞の記事の中で茂呂騎手が「(騎手)ライセンスの重みが、こんなことで吹っ飛ぶのか」とため息を漏らし、「たとえ他の競馬場に就職できても単身赴任では、家計がもたない」と語った。
同じく高崎競馬に所属する二十代の女性騎手(これ、赤見千尋騎手ですね。)は「この仕事を続けたい」と語っている。
自分も高崎競馬に3回行った他、ふるさとコーナーや場外発売とかで高崎の馬券を買う事も多く、高崎の騎手たちにも思い入れがあって、赤見騎手が言うように騎手という仕事を続けたいと思っている人も多いと思う。実際、自分も全員が受け入れ先が見つかって欲しいと思う。
しかし、移りたくても家庭の事情で移れない人もいると思うし、さらに移籍しても、規定で数ヶ月は厩務員をしなければならない所もあり、すぐには乗れるかは微妙な所だ。
さらにこの春だけで下手したらさらに3場が消える可能性がある。宇都宮、笠松、高知。他の競馬場で受け入れたくても、これらの競馬場だけで50人近くはジョッキーがいる。廃止になった騎手同士で激しい受け入れ先の争いが起きる可能性もある。
高崎は一足先の廃止という事で、まだ受け入れる可能性は少し高いと思いますが、それでもこのまま競馬場の廃止が続けば、少ない受け入れ先に沢山の騎手が集まって、トラブルになりそうな気がします。
また、無事に移籍出来たとしても、そこでも活躍できるかはわからない。
公営新潟から移籍し、東京ダービーマリーンカップを制した酒井忍騎手や、トキノコジローで今年の3歳ダート路線を賑わした山田信大騎手、岩手に移ってからタイキシェンロンとのコンビで岩手リーディングも上位の板垣吉則騎手のように活躍できれば、新天地で全く活躍が出来ず引退してしまう騎手もいます。
北関東だと、受け入れて来れそうなのは交流競走がある南関東が有力で、特に浦和は騎手の数が少ないので、そこを中心に何人かが入るかと思いますが、南関東では数ヶ月厩務員してから騎乗できるという規則があるため、すぐには乗れない。
次に有力なのは、やはり交流戦がある岩手だと思いますが、岩手は冬季期間で、春までは開催は行なわれない。これは金沢もそうで、早く乗れるのは遠い所に移籍しなければならないようです。
移籍するのに厳しい現実が待っているようで、果たしてうまく移籍が出来るかどうか。
出来れば全員が他の競馬場に移籍が出来ますように、お祈りします・・・・・・

厩務員や調教師はさらに難関で、移籍できるのもほとんどいないと思います。特に厩舎数が多い高崎じゃ。
おそらく、これらはほとんどが転職だと思います。残念ですが・・・・・・・
主催者のやる気の無さによって、遂に廃止という運命になってしまった高崎競馬・・・・・・
主催者の責任は問われず、そのツケは騎手や調教師、さらに競走馬に押し付けられ、その結果が転職や処分といった悲劇になる。
もうこんな事は高崎だけで済んで欲しいです。他にやる気の無い主催者はいろいろありますが、こんなのは高崎だけで十分です。
どうか、他の主催者は高崎のようにならぬよう、やる気を出して、必死で頑張って欲しいです・・・・

今日の東京盃、その高崎所属のタイガーロータリーが4着に入り、地方馬最先着を果たした。ノボトゥルーディバインシルバーハタノアドニスと言った強豪馬にも先着した。
しかし、タイガーロータリーに騎乗した水野貴史騎手はどう思ったのだろうか。
タイガーロータリーのように主催者にもやる気があって欲しかった・・・・・・」
最後の直線で猛烈に追い込んだタイガーロータリー高崎競馬タイガーロータリーのようにやる気を出して欲しかった・・・・・・
最後の開催は今年の大晦日、この日には暮れの風物詩、第33回高崎大賞典(北関東G1)が行なわれる。おそらくこのレースがラストランになる可能性が強い。
もう高崎競馬は来年には無いのだ。年を越す事は無いのだ。余命は3ヶ月となった。
主催者の手によって、悲劇的な最後を迎えてしまった高崎競馬
やる気が無かったから、廃止はもう見えていた。自分もそう感じていた。
しかし、その高崎競馬に携わってきた騎手や調教師の悲痛の叫びを聞くと・・・・・・・
ファンも怒っている。主催者の自業自得で終わりを迎えてしまうことに・・・・・
これは廃止でも事件でもない。悲劇である。「高崎の悲劇」である。
上山も悲劇的な最後を迎えてしまったが、高崎も上山同様、悲劇で終わってしまう競馬場なのである。
「もうこんな事は繰り返して欲しくない」
これは全ての競馬ファンで願いであろう。主催者の方々はこの声を聞いて、2度と「高崎の悲劇」を繰り返して欲しくないと思います。