ハガキ職人を引退する人がいる。
出していたラジオ番組が終了するため、番組終了と同時に引退する事となった。
そして遂にその番組は終了を迎えた。
そして、彼はハガキ職人を引退した。


それからしばらくして・・・・・・・・


ハガキ職人を引退した彼は普通の生活を送っていた。
学校に行ったり、友達と遊んだりして楽しんでいた。
しかし、相変わらずラジオを聴く事だけは変わってなかった。
ハガキ職人を引退した今でも、ラジオだけは聴き続けていた。
ラジオには彼の友人や彼の知ってるハガキ職人が数多くネタを出していた。
彼は彼らから発せられる笑いの電波を脳でキャッチし、ラジオの前で笑っていた。


さらにそれからしばらくして・・・・・・


依然、彼はラジオでハガキ職人から送られてくるネタで笑っていた。
しかし、最近、彼らのネタで笑っているうちに頭の中で何かがうずうずし始めた。
彼の心の中では何かをやりたがっているようだ。
どうやら投稿をしたいようだ。
彼らのネタを聞いているうちに自分も再びやりたくなったと感じ始めてきたのだ。
しかし、もう自分は投稿活動から身を引いてしばらく経った。それなのに、何で再び・・・・・
未練があるのだろうか・・・・・・いや、もう自分はやりきったんだ。未練などあるはずが無い。
じゃあ、何で再び投稿したいのだと思い始めたのだろうか・・・・・・・
彼は考えた・・・・・・


数日後、家の近くのコンビニでボールペンとハガキを何枚も買う彼の姿が目撃された。
彼は再びハガキ職人として活動し始める事にしたのだ。
彼の頭の中ではネタを書くという楽しさを知っていた。
ハガキ職人を引退してしばらくしてからも、密かにその楽しさは心の奥で生き続けていた。
そして、ラジオで他の人のネタを聴くたびに、徐々に徐々にその楽しさが心の奥から動き始め、そして遂に再び彼をハガキ職人として再スタートを切るくらいになったのだ。
そして、現在、彼は投稿生活を楽しむ日々を送っている。

何か、出来の悪い短編小説みたいのを書いてみたけど、先も書いたけど、自分は1年ほど投稿活動を辞め、聴くだけリスナーになっていたけど、再びネタが書きたくなり、戦場へと復帰した。
一度、投稿という、ネタという物に嵌ってしまうと、麻薬のようになかなか抜けられなくなってしまう。
特に今、数多くの場所に出しているや数多くネタを書いている人なんか。
ある意味ネタ書きという物は麻薬であり、楽しさを知れば知ってしまうほど止められなくなるものなのかもしれません。


この秋の改編で終了する番組が色々発表された。
そして、終了する番組に出していた投稿者たちは引退する人も多く出るだろう。
だが、その後、また戻ってくる者も出るだろう。
その時、戻って来た人たちは自分がネタジャンキーになっていると気付くかもしれないです。
引退しても、また書きたいと思わせてしまうもの・・・・・それがネタという名の麻薬なのかもしれません。
ちなみに上の短編小説、モデルは特にいません。自分で想像しながら書いてみました。