東京12レースは逃げるケイアイカールトンを外からゼンノエキスプレスとカネスベネフィットが交わし、競り合いの末シンガリ人気のゼンノエキスプレスが1着。2着カネスベネフィットは12番人気、3着に逃げたケイアイカールトンが入り、3連単は史上最高の1846万9120円の夢馬券。これは3344番人気。馬連43万7390円(120番人気)、馬単102万1160円(237番人気)と3種類の馬券で最高配当を更新した。
ただ、ここで配当を書くのも面白くないんで、この夢馬券に貢献した16番人気のゼンノエキスプレスの血統について書いてみる事にした。
父のゼンノメイジンは1994年4月23日生まれ。ゼンノの冠名の通り故・大迫忍氏が現役時代に所有。
父は名種牡馬ウッドマン、母のノーザネットは現役時代はカナダオークス(GI)、トップライトハンデ(GI)などを勝ち、カナダの2・3歳牝馬チャンピオンに輝いている。叔父にはストームキャットスキーキャプテンの父である名種牡馬ストームバード、甥にはトウショウナイト、同じ牝系には日本でダートで活躍したビワシンセイキなど世界各地で活躍馬を出している血統から生まれ、超良血の両親を持っている事から現役時代も大変期待はされたが、デビュー戦の2着が最高で4戦して未勝利のまま引退。種牡馬入りしている。
ここまで32頭が登録され、中央で勝ちあがっているのはこのゼンノエキスプレスのみ。
地方ではユニークな名前で知られるキンタマーニの他、ゼンノパラダイス、ゼンノゼイノイ、エレガンスビコー、サツキゴールド、ゼンノミラクルなど勝ち上がっている産駒は多い。
特に今年の2歳世代では4頭がデビューし、先述のキンタマーニ、サツキゴールド(浦和)、トパーズビコー(笠松)の3頭が勝ちあがっている。
母のエメラルドビコーはやはり大迫忍氏所有で34戦3勝を挙げ、繁殖入り。
これまでにゼンノエキスプレスとその全兄にあたるゼンノミラクル(船橋3勝)と今年の2歳のゼンノアバンサの3頭が登録されている。
甥に中央でオープン特別の欅ステークスと春待月ステークスなど6勝を挙げ種牡馬入りしたアッミラーレ小名浜特別など中央4勝で02京都ハイジャンプ(JGⅡ)3着のマルブツエルハーブがいる。
ゼンノエキスプレスは昨年の12月12日の中山6レース2歳500万下以来7戦ぶりの勝利で前の勝利以降ここまで大敗が続いていた。
そして今日の勝利でこれが12戦目で3勝目を飾りました。

東京12レース 3歳1000万下・4歳以上2000万下
ダート1400メートル・良


1着:③ゼンノエキスプレス (小林淳一)   1分25秒1
上がり3ハロン:38秒1 4ハロン:50秒2
父:ゼンノメイジン 母:エメラルドビコー 母の父:アフリート
JRA美浦土田稔厩舎所属・牡3・通算成績:12戦3勝
2着:⑪カネスベネフィット (小野次郎)     クビ
3着:④ケイアイカールトン (藤田伸二)     3/4
4着:⑩マルターズビクター (☆松岡正海)    1/2
5着:②ニシノイワイザケ  (大庭和弥)     クビ
以下:メジロハンター、ショウグンエックス、ダイワインディアナ、ジョリーズジョー、チアズラガー、ポジティヴトライ、ジョージアンキング、フジマサミラクル、ヒカルウイッシュ、エフテーコンコルド、タイキプロバンス


単勝  3     26480円 複勝 3 3460円
枠連 2−6     6790円   11 2580円
馬連 3−11  437390円    4  270円
馬単 3−11 1021160円 ワイド 3−11 70680円
3連複 3−4−11  1097200円 3−4  11260円
3連単 3−11−4 18469120円 4−11 11340円

ちなみに自分はこのレースを買っていたけど、買っていた馬は5着・10着・シンガリでした・・・・・・