・16日に笠松で行われた中日新聞杯第35回くろゆり賞(SPI・東海・北陸・近畿地区交流・1600メートル)は逃げる断然人気のレッドストーンを見る形で2番手からレースを進めたウイニングウインド(牡5・丸野勝虎原口次夫)が3コーナーでレッドストーンに並ぶと、ゴール前まで2頭の叩き合いが続き、最後ウイニングウインドが半馬身抜け出し1着。区切りの10勝目が重賞制覇となった。ウイニングウインドペンタイア産駒でペンタイア産駒は地方重賞初勝利。勝ち時計の1分40秒1はこのレースで3番目に速い勝ち時計。レッドストーンは叩き合いに敗れ2着。この2頭に差を詰めにかかったにニッシングリンが3着。
・17日に旭川で行われたJBC協会賞農林水産大臣賞典第18回ブリーダーズゴールドカップ(統一GⅡ・アグネスタキオン賞・2300メートル)は内ラチ沿い3番手からレースを進めた1番人気のハードクリスタル(牡6・横山典弘作田誠二)が2周目3・4コーナー昼間で先頭に立つと後続を突き放し1着。逃げたパーソナルラッシュジンクライシスとの2番手争いを制して2着で12年連続JRA勢のワンツー。3着に道営のジンクライシスが入った。地方馬が馬券に絡んだのは02年の岩手のトーホウエンペラー(3着)以来。道営馬が絡んだのは97年のオースミダイナー(3着)以来9年ぶりとなった。その後に先行したサンマルアンサー、ブービー人気のビコーアファイアと道営勢が掲示板に3頭入り健闘した。なお、スタート直前にタイムパラドックスが馬体に故障を発生し、競走除外となった。

8月17日

旭川11レース JBC協会賞農林水産大臣賞典第18回ブリーダーズゴールドカップ(統一GⅡ)

2300メートル・良


1着:○①ハードクリスタル  (横山典弘)   2分31秒0
上がり3ハロン:40秒4
父:クリスタルグリッターズ 母:スイートミルド 母の父:ダンスホール
JRA栗東作田誠二厩舎所属・牡6・通算成績:33戦9勝(うち地方3戦1勝・06東海ステークス(GⅡ)、06ブリーダーズゴールドカップ(統一GⅡ)、05彩の国浦和記念(統一GⅡ)2着、05根岸ステークス(GⅢ)2着、05白山大賞典(統一GⅢ)2着)
2着:☆⑫パーソナルラッシュ (藤田伸二)      3
3着:△⑧ジンクライシス   (山口竜一)    1 1/2
4着: ⑬サンマルアンサー  (服部茂史)      6
5着: ②ビコーアファイア  (川島雅人)      5
以下:◎イングランディーレヤマノブリザード、ドリームチャッター、△バンブーボカ、トーコーカント、バンケーティング、セルリアンアヴァン
除外:▲⑤タイムパラドックス (安藤勝己


単勝  1   190円 複勝 1 100円
枠複 1−8  360円   12 120円
馬複 1−12 260円    8 130円
馬単 1−12 470円
3連複 1−8−12  470円
3連単 1−12−8 1550円

・20日に水沢で行われた3歳牝馬による日刊スポーツ杯第20回ひまわり賞オークス)(重賞・3歳牝馬・地方全国交流・1900メートル)は単勝1.0倍の断然人気に支持された地元のサイレントエクセル(牝3・板垣吉則・千葉博)が2周目3・4コーナー中間でジュリアを交わして先頭に立つと、直線で後続を突き放し最後は6馬身差の圧勝で断然人気に応えた。地元馬が制したのは01年のセイントリーフ以来5年ぶり。勝ち時計の2分2秒7は千九で行われるようになってからは一番速い勝ち時計。2周目3コーナーで馬群の間から上がって行った9番人気のバルクがゴール前でジュリアを交わして2着。3着に逃げたジュリアと入った。遠征馬は川崎のスイートムーンの4着が最高。
・20日に佐賀で行われた九州3歳三冠の最終戦スポーツ報知杯第3回ロータスクラウン賞(KG1・3歳・四国・九州地区交流・1800メートル)は先手を奪ったナセ(牡3・山口勲東美義)が2周目向こう正面で2番手以下に1馬身から2馬身に差を広げ、最後の直線でさらに差を広げ快勝。勝ち時計の1分58秒2はレースレコードとなった。鞍上の山口勲は前身の九州菊花賞も含めこれがロータスクラウン賞初制覇。セイトカイチョウが最後の直線で鋭く追い上げ、ナセに1馬身差まで差を詰め2着。3着にキングコングパワーと入った。
・23日に川崎で行われた東京スポーツ盃06スパーキングサマーチャレンジ(準重賞・サラA2以下・1600メートル)は中団からレースを進めたジルハー(牡4・坂井英光・佐々木仁)が徐々に追い上げていくと、直線でインから抜け出し1着。準重賞はこれが初制覇。これまでに05ニューイヤーカップで2着に入った実績がある。先行したゼレンカは一旦は先頭に立つも交わされ2着。1番人気リンカーンスターは前の2頭に差を詰めるも1馬身差の3着まで。なお、マクロプロトンが出走取消となった。
・28日の大井8レース サルビア特別(サラ3歳・1800メートル(外回り))でスパークルウインが残り150付近で間から一気に抜け出して1着。この勝利で鞍上の御神本訓史地方競馬通算600勝を達成した。99年4月のデビュー以来7年4ヶ月での600勝到達となった。2着はインから脚を伸ばして来たセユウホープ、3着に大外から鋭く伸びて来たエルドラドと9番人気ー8番人気ー7番人気での決着となり、3連単は107万7260円と大波乱となった。
内田利雄騎手が今週土・日と高知競馬に参戦する事となった。日曜日の最終レース終了後にはライブが予定されている。また、日曜日のメインにはエスケープハッチが出走を予定している。
・今日の旭川6レース フレッシュチャレンジ競走(1000メートル)で新冠町の町長や助役、町議7人ら9人で組織する「新冠軽種馬議連組合」の所有馬ニイカップギレンがデビュー。6頭中3番人気に支持され、好スタートを切って道中は3番手外からレースを進めるも、次第に沈んで行き勝ったセイフーハーバー(牝2・小国博行・山田和久)から2秒9離されての4着と敗れた。勝ったセイフハーバーはデュラブ産駒で母はビエントハーバー。母の1つの上の半姉に03百万石賞、02MRO金賞など重賞5勝、中央でももみじステークス勝ちを含む15勝挙げた金沢の名牝トゥインチアズ、同じ牝系にチアズサイレンスマイソールサウンドチアズシャイニングがいる血統。
・日曜日に札幌で行われる札幌日経オープン(芝2600メートル)に道営からコスモバルク、大井からウエノマルクンが出走予定。コスモバルクは相手関係から力は上位の存在で距離も大丈夫そうだが、62キロというハンデがどう影響するか。ハンデを克服できれば勝ち負けは行けそうだが・・・・・・・・。ウエノマルクンは中央に過去4度参戦し7着が最高着順。前走の盛岡のせきれい賞では直線に入るあたりで見せ場を作るも最後は9着に大敗と内容が良くなく、今回内田博幸が騎乗予定も最近のレース内容の悪さから出走奨励金圏内まで。