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・１０日に金沢で行われた農林水産大臣賞典第２６回白山大賞典（統一GⅢ・２１００メートル）は３番手外から先行したレマーズガール（牝６・岩田康誠・湯浅三郎）が２周目３コーナーで先頭に立つと後続に３馬身のリードを広げ１着。これが重賞８勝目で牡馬相手に重賞勝ったのはこれが初めて。１２回目の挑戦で初勝利となった。地元のビッグドンはレマーズガールに懸命に差を詰めようとするも差が縮まらず２着。３着に先行した愛知のレイナワルツと続いた。なお、レマーズガールとレイナワルツは１１月３日に行われるJBCクラシックに出走を予定している。
１０月１０日
金沢９レース 農林水産大臣賞典第２６回白山大賞典（統一GⅢ）２１００メートル・良
１着：△⑪レマーズガール （岩田康誠） ２分１５秒９
父：デフレアー 母：タイムレスツイスト 母の父：タイムレスモーメントJRA栗東・湯浅三郎厩舎所属・牝６・通算成績：４１戦１０勝（うち地方２７戦８勝・04エンプレス杯（統一GⅡ）、03･06スパーキングレディーカップ（統一GⅢ）、04･05TCK女王盃（統一GⅢ）、03関東オークス（統一GⅢ）、06白山大賞典など重賞８勝）
２着：☆⑫ビッグドン （加藤和義） ３
３着： ⑧レイナワルツ （兒島真二） ５
４着：▲③グラッブユアハート （安藤勝己） １ １／２
５着： ⑩スターキングマン （武 豊） ３／４
以下：ウインドファンタジ、ヤマノブリザード、レッドストーン、◎クーリンガー、△ビッグゴールド、オモシロイ
除外：○①マヤノオスカー （桑野 等）
単勝 １１ ３３０円 複勝 １１ １６０円 ワイド １１−１２ ２１１０円
枠複 ８−８ ４０００円 １２ ６１０円 ８−１１ １１９０円
馬複 １１−１２ ５７６０円 ８ ４３０円 ８−１２ ６１６０円
枠単 ８−８ ３２５０円
馬単 １１−１２ ６５３０円
３連複 ８−１１−１２ ３６６６０円
３連単 １１−１２−８ １２８８７０円
・１１日に園田で行われた第４６回姫山菊花賞（重賞・南関東・東海・北陸・近畿・中国地区交流・JBCマイル＆クラシック指定競走・１９００メートル）は好スタートを切った地元のジョイーレ（牡３・川原正一・曾和直榮）が一旦はレッドペガサスに並ばれかけるも最後の直線で突き放し２馬身半差で１着。２着争いは２頭が並ぶが笠松から参戦のブービー人気のゲットゥザサミットが内からわずかに差して２着。レッドペガサスは向こう正面で動き、一旦はジョイーレに並びかけるも最後はゲットゥザサミットにも交わされ３着。３連単は２３万円台と波乱の決着となった。なお、ジョイーレは１１月２日に行われるJBCマイルに出走を予定している。
・１１日に浦和で行われた第１６回埼玉新聞杯（南関東G3・１９００メートル）は逃げる羽田盃馬サンキューウィンに次いで２番手からレースを進めたナイキアディライト（牡６・内田博幸・川島正行）が２コーナー過ぎで早くも先頭に立つとロッキーアピールと一騎打ちとなると思われたが、直線でロッキーアピールを突き放し最後は５馬身差の圧勝。浦和ではこれが初勝利でこれで南関東４場で重賞を勝っていないのは川崎だけとなった。ナイキアディライトをマークする形でレースを進めたロッキーアピールは一旦は一騎打ちに持ち込もうとするも突き放され２着。３着にジルハーと続いた。なお、ナイキアディライトとジルハーは共にJBCマイルに出走を予定している。
・１１日に旭川で行われた第１回道営スプリント（H2・デュランダル賞・１０００メートル）はゴール前、逃げるシャンハイジャンプに間からアドミラルサンダー、さらに外から大外からヒロショウグンが追い込み３頭が並んでゴールを迎えたが、アドミラルサンダー（牡４・坂下秀樹・原孝明）がアタマ出て１着。重賞は去年の北斗盃以来２勝目で旭川の１０００メートル戦は１１戦５勝２着６回とした。大外から物凄い脚で追い込んだヒロショウグンは僅差の２着。逃げたシャンハイジャンプは２頭にわずかに遅れての３着。
・１２日に旭川で行われた農林水産大臣賞典報知新聞社杯第９回エーデルワイス賞（統一GⅢ・２歳牝馬・シンボリクリスエス賞・１６００メートル）は逃げるタガタメを交わして先頭に立ったフェアリーライドに間からパラダイスフラワー、さらに大外からアグリフェスタと３頭が固まってのゴールとなったが、間の岩手から参戦のパラダイスフラワー（牝２・小林俊彦・櫻田浩三）がクビ差出て１着。５勝目が初重賞制覇で岩手所属馬の統一グレード制覇は２００２年のトーホウエンペラーの南部杯（統一GI）以来。小林俊彦騎手は初グレード制覇。追い込んだアグリフェスタが２着、フェアリーライド３着で２００３年以来地方勢のワンツースリーとなった。４連勝中だったタガタメはその後の４着に敗れた。JRA勢はその後のマイネバイレの５着が最先着。
１０月１２日
旭川１１レース 農林水産大臣賞典報知新聞社杯第９回エーデルワイス賞（統一GⅢ・２歳牝馬・シンボリクリスエス賞）
１６００メートル・重
１着：④パラダイスフラワー （小林俊彦） １分４３秒１（レコード）
父：ティンバーカントリー 母：ダイナコマネチ 母の父：ノーザンテースト
岩手・櫻田浩三厩舎所属・牝２・通算成績：７戦５勝（06エーデルワイス賞（統一GⅢ）、ビギナーズカップ、若鮎賞）
２着：①アグリフェスタ （井上俊彦） クビ
３着：⑪フェアリーライド （齊藤正弘） アタマ
４着：⑨タガタメ （山口竜一） ３／４
５着：②マイネバイレ （五十嵐冬樹） １／２
以下：ベリーベリーナイス、ガールズポップ、ビヨンザシー、モエレスプライト、ホクトノハリケーン、エイティカリズマ、ハヌル、エーシンパーティー
単勝 ４ １０６０円 複勝 ４ ３１０円
枠複 １−４ ７５５０円 １ ４８０円
馬複 １−４ １０８１０円 １１ １６０円
馬単 ４−１ ２１８３０円
３連複 １−４−１１ １２６７０円
３連単 ４−１−１１ １２１８１０円
・１５日に金沢で行われたエフエム石川賞第４１回サラブレッド大賞典（重賞・３歳・１９００メートル）は逃げるフォルツァートを見る形で２番手外からレースを進めたチヨノドラゴン（牝３・中川雅之・鈴木正也）が２周目向こう正面中ほど過ぎで先頭に立つと後続を突き放し最後は５馬身差の圧勝。２００２年のトゥインチアズ以来４年ぶりに牝馬がサラブレッド大賞典制覇となった。中川雅之は１８年ぶりのサラブレッド大賞典制覇で２勝目。２着は外から脚を伸ばしてきたコーワティアラ。３着に最後方からインを突いて追い上げて来たベットボトムダラー。なお、ガチャガチャが出走取消。
・１５日に福山で行われた第３０回鞆の浦賞（アラ３歳・１８００メートル）は７頭が固まってゴールとなる大接線の中、追い込んだ７番人気モナクリュウオー（牡３・岡田祥嗣・荻田恭正）がわずかに制し優勝。スマノヒット産駒で母は９９年の銀杯の覇者コピエの血統。逃げたフジノコウザンが逃げ粘って２着。３着にハマホーオン。１．１倍の断然人気に支持されたバクシンオーは大混戦の一番後ろ７着と敗れ３連単は７２万３１６０円と大波乱となった。
・１５日に高知で行われた第１０回黒潮菊花賞（重賞・３歳・１９００メートル）はハナを切った断然人気のレッドスターリリー（牝３・西川敏弘・大関吉明）が１馬身ほどのリードでレースを進め、２周目３コーナー過ぎで後続を突き放し始め、２周目４コーナーで５馬身と独走となり、最後は８馬身のリードで圧勝。鞍上の西川敏弘は２年連続黒潮菊花賞制覇。大関吉明師はおととしのムラサキシキブに続いて黒潮菊花賞２勝目。２番手からレースを進めたラインフォークがそのまま２着。３着争いは内のビッグスターオーがクビ差で３着争いを制す。２番人気ダルビッシュウインは伸びず６着と大敗した。
・１８日に大井で行われたサンタアニタパーク交流記念第３回TCKディスタフ（南関東G3・牝馬・地方全国交流・１８００メートル・外回り）は中団からレースを進めたアウスレーゼ（牝４・真島大輔・阪本一栄）が直線に入ってすぐに逃げるアヤパンを一気に捕らえて先頭に立ち、着差以上の快勝で重賞２連勝とした。大外から追い込んで来たグリンセレブが２着で１番人気ー２番人気の決着。３着に間から脚を伸ばしたエトワールフルーヴ。なお、向こう正面でドラゴンウィンが鼻出血を発症し競走中止。また、クインオブクインが競走除外となった。
・１８日に笠松で行われた中日スポーツ杯第３０回岐阜金賞（SPI・３歳・東海・北陸・近畿・中国地区交流・１９００メートル）は３番手外からレースを進めたティアマット（牡３・東川公則・田口輝彦）が２周目３コーナーで先頭に立つと後続を突き放し３馬身差の圧勝で重賞初制覇。02サラ・クイーンカップの勝ち馬バハムート、昨年の東海ゴールドカップの勝ち馬エンシェントの半弟でミツアキタービンの従兄弟に当たる。最後方から追い上げて来たオグリシルクが２着。スタートでダッシュがつかなかったイエロージャケットが３着。
・１８日に荒尾で行われた西日本スポーツ杯第１７回九州記念（KG3・２０００メートル）は逃げるダイキチムスメを内からトウショウゼウス、外からクラシカルマウントとコウエイベストと３頭が差し比べとなり、最後は一番外のコウエイベスト（牝４・川野幸治・東美義）が半馬身出て１着。佐賀Ｂ１クラスからの挑戦でこれが重賞初制覇。アンバーシャダイ産駒で母は８７年の金杯（中山・GⅢ）を優勝したトチノニシキで同馬は末っ子に当たる。半兄に２０００年の宇都宮記念を制したハーブブランドがいる。２着に地元のクラシカルマウント、３着にトウショウゼウスと２着・３着に人気薄が入った。３着のトウショウゼウスの複勝は５１００円と複勝ながら高配当となった。
