曲名:farewell song


白く塗られた相手のまわしをつかんで 力士は押し出す
手を離したらどこまでも遠く 負け越し 落ちて行く
ひとつだけの思いを残して


10日目に描きはじめた絵は消えて 幕内陥落
いつか見えた三役はもう見えない
ひとり踏み出す足だけ見てる


いつか消えたあの歓声をいつまでも聞いてた


花道の先で赤くなったお腹触って さらに落ち込む
いつか知った厳しさの中にも
優しい風景あるといいね


いつか消えたあの歓声をいつまでも聞いてた
彼らが残したあの足跡をいつまでも付いてった


いつか消えたあの歓声をいつまでも聞いてた
彼らが残したあの足跡をどこまでも追ってた
そう試練は自分とあるものだからすべて置いてゆく
朝には日差しの中 新しい自分 生まれている

8日目はAIRからED曲の「Farewell song」の替え歌です。
この企画の中で一番最後に作ったのがこの作品でした。
AIRからは何を替え歌にするか考えていた時にかなりメジャーな「鳥の詩」や「青空」、「夏影」じゃない曲でやりたいという事で選んだのがこの「Farewell song」です。
AIRは他のボーカル曲が名曲揃いのため、この曲もいい曲にも関わらず地味なイメージになっている「Farewell song」。
それも今回選んだ理由の1つであり、また、メインヒロインの神尾観鈴の命日が企画中にある事に考慮したのも理由にあります。


歌詞は「かつては幕内上位にいた力士が負け越してしまい、幕内陥落が決定し落ち込むが、それを試練だと悟り、そして場所が終わった次の日からは新しい自分として新たなスタートを切る」という内容です。
タイトルもそのままにしております。
昨日の「出島マジック」にも通じる物があり、それだけ相撲という物は横綱大関だけではなく、平幕にもドラマが沢山あります。
優勝争いだけではなく、三役昇進、幕内残留を掛けた戦い、そして昇進と幕内陥落など・・・・・・
星取表を見てそれらを考えつつ相撲を見ると、よりドラマチックに楽しめるのではないかと思います。