http://netallica.yahoo.co.jp/news/93031
この傾向はもっと前からあったと思います。
というのも、オリコンなどのチャートで発表されるCDの売り上げ以上に大きな会場でライブをしたり、ツアーの総集客動員数が多いアーティストがよく見受けられたからです。
近年は大型フェスが各地で開催されたり、ライブ活動を重視するアーティストが増えたのもコンサートの市場規模が伸びた要因だと思います。
後者の場合、人気が出る前からライブハウスなどで多くのライブを行い、人気が出てからも規模は大きくなるもライブ活動を積極的に行う、そんなアーティストを指しますが、実際に大型ライブハウスやホール・アリーナでライブするアーティストが地方だけではなく、都内の小さなライブハウスでもライブするのもよく目にします。
これらは最近のロックバンドに見られる傾向ですが、それ以外でもライブ本数が以前に比べ明らかに増えていると思います。
ローソンチケットの情報誌でツアーの日程を見て、「あれ、この人こんなにライブする人だったっけ?」と思う事も多くなったし。
あと、部屋とかでCDを聞くよりも、ライブに行って踊ったり、暴れたり、歌ったりして楽しめると気付いたファンがCDを買うお金を浮かしてライブに足を運んでいるのも伸びた理由だと思います。
これは違法ダウンロードよりも先に書いた大型フェスや音楽専門チャンネルの影響の方が大きいと思います。


ここまで色々書いてきましたが、新宿LOFTが発行している「ROOFTOP」というフリーペーパーで席亭である平野悠氏が興味深い事を書いているので、そちらも読める方は参考に出来ればと思います。
都内や首都圏に大型ライブハウスが次々と出来ているのも、500人規模のライブハウスが増えているのもこの時代を表すものかもしれません。
「観る」時代に変わったという事は音楽の良さがさらに活かされる時代にもなったと思います。
「観る時代」だからって、いくらライブをしても、売りである音楽が悪ければ誰も見向きもしない。それだけに音楽の良さでどこまで人気を伸ばせるか、動員を増やせるか、そんな時代に完全に入ったのかも知れません。