もう一つ「TARI TARI」から。と言ってもアニメ本編ではなく、音泉と響で配信されているラジオ番組から
TARI TARI」のラジオ番組には「サブレの気持ち」というインフォメーションコーナーがありますが、このコーナーではその前に行われる「響け!ミュージックワード」のコーナーで最下位になったパーソナリティが罰ゲームとして、作品に登場する動物になりきらなければなりません。
その動物の中に馬があり、リスナーから馬名を受け付けて、JRAで活躍した歴代の名馬をもじった馬名がほとんど採用されていますが、実はその元ネタの馬が活躍した時期がパーソナリティが生まれた頃とほとんど重なっているからです。

まず、第1回で登場したのは「サオリシャワー」で元ネタは92年の菊花賞、93年と95年の天皇賞(春)を制した「刺客」ライスシャワー。演じたのは上でも書いた沖田紗羽役の早見沙織
早見が生まれたのは1991年5月29日で、ライスシャワーがデビューする3ヶ月前に生まれている。*1
その早見は次の第2回でも罰ゲームを受けたが、その時の馬名は「サオリネイチャ」。
元ネタは91年から93年の有馬記念で3年連続3着を記録した「ブロンズコレクター」の代名詞であるナイスネイチャであり、ちょうどピッタリと重なる。((ただし、生まれた頃はまだ休養中でクラスも500万条件だった。7月に復帰し、1ヵ月後の8月25日の小倉記念で初重賞制覇を遂げている))
この回はもう一人、坂井和奏役の高垣彩陽も罰ゲームを受けたが、高垣に用意された馬名は「シンボリルアヤヒ」。
元ネタは「皇帝」と言われ、歴代日本最強馬にも挙げられている七冠馬シンボリルドルフ
高垣が生まれたのは1985年10月25日。「あっと驚くギャロップダイナ」の天皇賞(秋)*2の2日前である。そしてやはりルドルフの活躍時期をピッタリと重なっている。
その後は他の動物が出てきたり、馬になっても馬名を付けらなかったり、元ネタが無い馬名が付けられた事が続いていたが、金曜日は配信の放送で久々に元ネタのある馬名が付けられた。
付けられたのは宮本来夏役の瀬戸麻沙美
そして付けられた馬名は「アサミンチケット」。
元ネタは93年の日本ダービーウイニングチケットで放送内でも元ネタを言っている。
瀬戸は93年4月2日生まれとやはり活躍時期がピッタリと重なっている。


これだけピッタリと重なっているのを見ると、スタッフの中に競馬にかなり詳しい人がいるのではないかと思います。
偶然の可能性もありますが、それにしても綺麗に重なり過ぎています。
放送はまだ続いていることもあって、この法則が崩れる可能性も十分ありますが、もし、この法則が最後まで続いていったら面白いかなと思います。

*1:ライスシャワーは91年8月10日の新潟でデビュー

*2:断然人気だったシンボリルドルフが13番人気、しかも準オープン馬のギャロップダイナに差し切られ大波乱となったレース