記念すべき80回目の日本ダービーキズナの優勝で終わり、そしてダービーデーは目黒記念ムスカテールの優勝で幕を閉じた。
入場人員は121.8%アップの13万9806人、売上は104.5%アップの237億1771万4300円と入場人員も売上も前年よりアップで終わった。
ただ、入場人員に比べて売上が伸びていない上にあれだけのPRをしたなら、例年以上に広告費が掛かっているため、前年より1325万2300円アップでは例年より儲かってないと思います。
じゃあ、入場人員が伸びたのに何で売上が伸びていないのか?


今年の日本ダービー、自分は朝8時30分に東京競馬場に着きましたが、その時から例年のダービーと比べて何かが違うと感じた。
それはその時既に沢山の人が東京競馬場に来ていた事です。
自分は前日も東京競馬場に来場したが、来場者プレゼントのナップザックが10時ごろには既に無くなっていた上に、次の目的地に向かうために10時30分ごろに西門から競馬場を出た時には徹夜の列が武蔵野線に沿い、駅の近くまで達していて、前年よりも列が大きく伸びていました。(前年は武蔵野線までは行ってなかった)
この時に「今年のダービーはいつもと違うぞ」と思いましたが、当日を迎えて、自分の予想を大きく超える人がこんな早朝に入っていた事に驚きました。
抽選会を終えて、グッズ売り場に向かうと、多数の若いグループがダービーグッズなど競馬グッズを手にしている光景を見かけました。
スタンドの中に入っても、いつも以上に若い人を非常によく見かけ、新聞の見方、マークシートの塗り方、馬券の買い方を知らない人も結構見かけました。
そう、入場人員が伸びて売上が伸びなかったのはこの若い客、それも初心者のお客さんが例年以上に非常に多かったのではないかと思います。
初心者という事はお金をあまり多く賭けれない為に売上が伸びなかったのではないかと思います。
ただ、若いお客さん、初心者のお客さんがこれだけ多く集まったという事は大々的にPRしたのは大成功だったと思います。
そして優勝したのが競馬を知らない人でも名前がよく知られている武豊騎乗のキズナ
鞍上、馬の名前、そして熱いゴール前に「ユタカコール」が起きたウイニングランと競馬の楽しさ、そして競馬が持つ感動をPRするには素晴らし過ぎる内容でした。


盛岡の10レース終了後、ターフィーショップに行ったら、入場制限が出来ていて、若いお客さんが競馬グッズを手にとっては次々と買っていく光景を目にしました。
帰り道、そして武蔵野線の電車の中と若者や若い男女のグループがダービーや競馬について思いっきり語り合う光景を頻繁に目にしました。
今回のダービーをきっかけに若いファンが競馬に定着して行ったらいいなと思っています。
競馬は毎日どこかで行われていますから、もっともっと興味を持って行って欲しいと思っています。