・7日に荒尾で行われた九州産3歳馬によるたんぽぽ賞は兵庫から参戦のトウショウヒカリが逃げ切って優勝。地方馬が制したのはコウセイロマン以来5年ぶりで他地区所属馬がたんぽぽ賞を制したのはこれが初めて。生産者は宮崎県群綾町の吉野政敏氏で生産者としてこれが重賞初制覇。2着に中央のテイエムミゴテカ、3着に佐賀のナセと続いた。1番人気テイエムハエドーはその後の4着。
・8日に行われた桜花賞トライアル日刊スポーツ杯第52回ユングフラウ賞(準重賞)は3番人気のモナが3番手からレースを進め、3コーナーで2番手に上がると、2周目4コーナーで先頭に立ち1着。今後は中央のフラワーカップ(GⅢ)を使った後桜花賞に向かう模様。2連勝中のダーレー馬グリーンベイが2着。3着に逃げたエスプリメガミ。この3頭が優先出走権を得た。2番人気アーペレーヌは上がり38秒2の脚を使うも6着と敗れた。
・9日の兵庫で行われた第14回ゴールデンジョッキーカップは第1戦はファイティングジョッキー賞は地元岩田康誠騎乗のトーコーアンタレスが3コーナー前で大きく動き、4コーナー過ぎで先頭に立ち1着。続く第2戦エキサイティングジョッキー賞は逃げた大井・内田博幸騎乗のロングバイルがゴール前で強襲して来るジョーキャプテン(JRA武豊)、ニホンピロビャクヤ(大井・的場文男)を退け1着。第3戦チャンピオンジョッキー賞は地元有馬澄男騎乗のアグネスミステリーが2周目3コーナーで先頭に立つと、後続に2秒2の差をつけ圧勝した。総合成績は⑤①②の成績で45ポイント獲得の大井の内田博幸が総合優勝。2位に船橋石崎隆之。3位に2日前に兵庫で再デビューを果たした地元の川原正一と続いた。なお、川原正一騎手は金曜日までの騎乗で16戦4勝2着2回の成績。
・土曜日に京都で行われた淀ジャンプステークスは4歳馬マルカラスカルが3連勝を飾り、これで障害に移ってからオープン特別2勝含む4戦3勝の成績とし、障害界にまた新星が誕生した。
・12日に帯広で行われた4歳・5歳馬による第27回ポプラ賞(BG2)はエンジュオウカンとともに第2障害で先に動き、先頭で下りたニシキダイジンがキングファラオの追撃を振り切り1着。これが重賞初制覇。2着に追い込んで来たキングファラオ。3着に最低人気のギャンブラークイン。1番人気エンジュオウカンはゴール前で止まってしまい4着に敗れた。
・同じく12日に福山で行われた第26回福山マイラーズカップは断然人気のユノフォーティーンがハナを切り、ゴール前タッカーワシュウ、ホクザンファイズの追撃を3/4馬身抑え1着。これで重賞6勝目で古馬重賞は初制覇。2着にタッカーワシュウ、3着にホクザンファイズと続いた。
・日曜日に東京で行われるフェブラリーステークスアジュディミツオーが参戦予定。中央での2戦は④⑩の成績だが、武蔵野ステークスは初のマイルに59キロの酷量、ジャパンカップダートは落鉄。今回は57と斤量が軽くなり、コースも2度目から前進が見込まれそうだが、デビュー戦以外6勝がいずれも逃げ切り勝ちだが、おととしのJBCクラシックで3番手からレースを進め2着の成績があり、ハナを切れなかったとしても上位に食い込む可能性はありそうだ。
・今週は水曜日に園田でNHKマイルカップステップ競走代表馬選定競走の日刊スポーツ新聞社賞第4回園田ユースカップ船橋南関東G3の第42回報知グランプリカップ、17日に名古屋で第7回梅見月杯(SPI)が実施予定。印は園田ユースカップは◎:ウインドファンタジ、○:クラウンボーイ、▲:スマイリングフィル、△:オクトパス、マトリクス、☆:アイランドイチ。報知グランプリカップは◎:ナイキアディライト、○:マクロプロトン、▲:チョウサンタイガー、△:ジーナフォンテンベルモントソレイユ