3月25日
帯広11レース 第44回農林水産大臣賞典ばんえい記念(BG1)
200メートル・17:15発走


  1 1 アアモンドヤワラ  1000 村上 章 (小林長吉) 牡8 アクアマリン特別8着
△2 2 ニシキダイジン   1000 鈴木恵介 (村上慎一) 牡11 北海道新聞杯ウィナーズカップ3着
○3 3 ナリタボブサップ  1000 安部憲二 (槻舘重人) 牡10 オープン戦1着
  4 4 ワタシハキレイズキ  980 山本正彦 (皆川公二) 牝6 サラA1−2戦4着
◎5 5 ホクショウダイヤ  1000 藤野俊一 (岡田定一) 牡9 北海道新聞社杯ウィナーズカップ4着
▲6 6 フクイズミ      980 松田道明 (松井浩文) 牝11 北海道新聞社杯ウィナーズカップ8着
△7 7 トモエパワー    1000 西 謙一 (西 弘美) 牡12 オープン戦9着
  8 8 アアモンドヤマト  1000 赤塚健仁 (小林長吉) 牡6 白樺賞4着
    9 ホッカイヒカル   1000 阿部武臣 (坂本東一) 牡8 北海道新聞社杯ウィナーズカップ5着

前哨戦で敗れる馬が続出し、混戦模様となった今年のばんえい記念
ただ、大波乱を起こす可能性のある馬も見当たらないだけに上位拮抗で決まりそうか。
上位の馬で決まそうとは言え、軸となる馬が不在な上、上位にいるどの馬にもチャンスがあるだけにここは頭選びで悩みそうだ。

◎ホクショウダイヤ・・・・・・2月に行われたチャンピオンカップを勝ち波乱を演出。前走のウィナーズカップは4着も直線の伸び脚が良かった。やや障害に難があるも、チャンピオンカップのように登れれば高重量戦でもチャンスはありそう。今の勢いと末脚を武器に一気に頂点を狙う。
○ナリタボブサップ・・・・・・オープン戦で3連勝と勢いをつけた状態で5度目のばんえい記念挑戦となった。今シーズンは11月に復帰したが、それでも5勝挙げ、すべて掲示板に入る堅実な競馬をし、帯広記念でも先頭で第2障害を降りて直線で詰まるも4着を確保した。今回は一気に相手が強化されるが、有力馬に不安面があるだけに一発あってもおかしくない。2年前のこのレースでニシキダイジン、カネサブラックと共に名勝負を繰り広げ3着に入っただけに優勝も期待出来る。
▲フクイズミ・・・・・・・・・鋭い追い込みで魅せた名牝も183戦となるこのレースで引退、繁殖入りをする。昨年は障害で手間取るもそこから素晴らしい伸び脚を見せ、3着に入った。その前年も4着に入っており、ばんえい記念は問題ない。近走は成績がやや良くないも帯広記念でやはり鋭く追い込み2着に入った。障害が難だが、末脚があるだけに少しでも早く障害をクリアする事が課題だ。逆転も十分に期待出来るだけに第2障害が勝利への鍵となりそうだ。ここまで58勝、重賞も11勝上げた名牝がラストランを飾れるか。
△ニシキダイジン・・・・・・デビューから247戦目のこのレースがラストランとなるニシキダイジン。ここまで35勝、おととしのばんえい記念、帯広記念、ばんえいグランプリ2回など重賞は6勝を挙げてきた。今シーズンも北斗賞とばんえいグランプリを優勝し、重賞でも常に上位争いを演じてきたが、ドリームエイジカップ以降勝ち切れない競馬が続き、2走前のチャンピオンカップでは障害を登れず、直線でも脚が無くシンガリ10着と大敗。前走のウィナーズカップも3番手で障害を降りるもやはり直線の脚が今一つで追い込みを凌ぐのがやっとの3着だった。ばんえい記念では2年連続連対しているとは言え、この現状では今回は頭では買いにくく、押さえまでと言った所か。
△トモエパワー・・・・・・・かつてばんえい記念3連覇し、一時代を築いた名馬も268戦目、6度目の挑戦となるこのレースで引退となる。2010年1月を最後に馬券に絡んでいないが、ばんえい記念ではその間に5着、4着と好走しているだけに今年のメンバーの不安面を見る限りでは久々に馬券に絡む可能性が出て来た。ばんえい記念巧者がラストランでもう1回大きな花を咲かせるか。大穴で頭から狙ってみても。
 アアモンドヤワラ・・・・・今シーズンは勝つか惨敗のどっちかの競馬が続いており、6走前に勝利を挙げた後はブービーかシンガリ負けの状況。この状況の上、今回はばんえい記念で相手も強くなり、これまでの大駆けも期待出来ない。静観が妥当だ。
 ワタシハキレイズキ・・・・アアモンドヤマト共にメンバー中最年少。今シーズンは未勝利も堅実に走っている。ただ、一線級との勝負がなく、今回重量が一気に増加される事に加え、相手も大きく強化されたここはかなり厳しそうで掲示板まで行けば良い方か。
 アアモンドヤマト・・・・・21歳・2年目の若手の赤塚健仁が騎乗して人馬とも初めてのばんえい記念参戦も近走の成績からしてここは上位は望めない。昨年のチャンピオンカップ4着の実績があるが、一線級相手では全く歯が立っていないだけにここは静観が妥当。人馬とも今後の糧になればと言った所か。
 ホッカイヒカル・・・・・・特別戦では常に上位争いするも、重賞では中間着までが精一杯の状態。帯広記念も前の馬から大きく離されて直線追い上げるも6着。カネサブラックやホクショウダイヤを今シーズン破っているとは言え重賞での成績からして連までは厳しいか。3着ならやや望みはありそうでそれが狙い目か。